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原作に介入=生 不介入=死 何だ!この世界は!
閑話2 特訓と強化
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れば握り潰すし 、感覚のズレで武術を上手く動きに組み込めていないのだ。こればかりは時間をかけてならすしかないようだ。
 あれから数日、力の制御は難航しており、日常生活もままならないレベルだった。そこである技術を利用することにした。その技術とはノッキング技術である。ノッキングは神経を針などで刺激し麻痺させる技術である。この技術は使い方により肉体を強化したり、肉体に枷をかけたりできるのだ。次元世界を旅行していたときに少し教わった技術である。この技術をめだかさんのアブノーマル《ジ・エンド》で学習し、完成させてもらい、俺に使ってもらうのだ。めだかさんに頼むと快く了承してもらえ、完成した使い方も教えてもらえた。おかげで日常生活も普通に送れるようになった。助かった…あのまま人に日常生活の大半を助けてもらうのは心苦しすぎる。
 あれから俺は力の制御と戦闘スタイルの確立を目指した。力の制御ができるまではめだかさんが一番多く相手をしてくれた。これを考えると俺はマグロさんに鍛えられ、くじらさん改造され、めだかさんに制御訓練をしてもらった黒神三兄弟の合作の作品と言えるかもしれない。

 そして俺がこの世界に来てから1年半が過ぎたころ

「夕君。僕から君に化け物マネージメントの終了を言い渡すよ」
「俺からも今の俺にできる肉体改造の完成を認める」
「私も力の完全制御の修得を認めよう」
 
 俺は三人に完成を言い渡された。


「ありがとうございます皆さん!」
 俺は自由に生きられるだけの力を遂に手にしたのだ。

「それで君はこれからどうするつもりだい?」
「…自分の世界に帰ろうと思います。両親にもずっと会っていませんし」
「そうか寂しくなるね…でもそれが一番だね」
「この世界にはもうこれないのか?」
「そうですね。このロストロギアはランダムで転移するものですから。もう一度、ここにくるにはジャンボ宝くじで一等を連続でとるくらいの強運が必要ですね」
「…そうか貴様はなかなか見処があったのだがな」
「そういっていただけると嬉しいです。ありがとうございますめだかさん」
「それで何時ごろこの帰るつもりなんだ」
「お世話になった人に挨拶したいんで一週間後にしようと思っています」
「了解。送別会で盛大に送り出してやるから、覚悟しな」
「お手柔らかにお願いしますよくじらさん」

 そして瞬く間に俺がこの世界を発つ日がやってきた。見送りはマグロさん、くじらさん、めだかさんがしてくれた。

「君は成長期だからこれからも身長は伸びるだろう。これは体のバランスを整えるトレーニングが書いてあるから、体が成長してバランスが崩れてきたら使うといい。とても楽しかったよ。もしこの世界にもう一度これたら是非よってくれ」
「はい。これたら必ず寄らせてもらいます
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