第176話 勝利の香り
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
舞い、大空へ飛び立つものよ!召喚、鷲のザディア!」
空中に水色の魔法陣が浮かび上がり、そこから巨大な翼を持つ鷲が姿を現した。
タ「地を走り、草原を飛び舞うものよ!召喚、カブトムシのアジール!」
地面にオレンジ色の魔法陣が浮かび上がり、そこから丈夫な角を持ったカブトムシが姿を現した。
ル「鳥と虫?」
リョ「マヤとトーヤと同じ、召喚魔法の1種である鳥召喚と昆虫召喚だ。」
マ「召喚魔法対決かぁ〜。トーヤ、乱入しにいっちゃう?」
ト「ダ、ダメですよ!失格になっちゃうかもしれませんよっ!」
思い切った事を言うマヤを慌ててトーヤが止める。
フ「でもよ、この勝負・・・」
ユ「圧倒的に・・・ねぇ?」
ウェ「もう、勝敗がついてしまってる感じですよね・・・」
フレイ、ユモ、ウェンディが曖昧な笑みを浮かべながら口々に言う。
ヒ「ザディア、狙いはあの少年よ!」
ヒリアの指示に従いザディアは巨大な翼を広げてタクヤ目掛けて一直線に飛んでいく。
タ「アジール、向かい討て!」
タクヤの指示に従いアジールは自慢の角でザディアに向かい討つ。が、明らかにアジールの方が体が小さい為、アジールの自慢の角はザディアの巨大な体で折られた。
タ「あーーーーーっ!アジールの角がっ!角がっ!角がああぁあぁぁあぁあぁあああああっ!!」
自分が折った訳でもないのに動揺するタクヤ。その隙に、
ヒ「ザディア、翼斬り!」
ザディアは翼を刀のように振るうとタクヤを石造りの会場の壁まで吹っ飛ばした。勢いが強すぎたのか、体全身を打ち付けたタクヤはその場で目を回していて立ち上がる事は無かった。
チャ「試合終了ォォォ!勝者、ヒリア・フーガベース!気楽な禿鷹、10ポイント獲得!!」
ヤ「たった一撃で倒すとは。ナイスだねぇ。」
ラ「すごいものを見せてもらいました。」
今までのバトルパートで最短の勝負だった。何て呆気無い勝負だったのだろう・・・
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ