第176話 勝利の香り
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り付いた。
ウェ「速い!」
エル「一瞬すぎんだろ。」
あまりの速さに目が追いつけなかったウェンディとエルフマンが驚嘆の声を上げる。
カ「これで終了にしましょう。最後は素敵な香りで・・・」
カオリはもう1つの小瓶のコルクの栓を抜く。すると、小瓶の中から淡い赤色の煙が出て来て凍結状態の一夜の周りを包み込む。
カ「爆炎の香り!」
紅蓮の炎が氷ごと一夜を包み込む。
一「メエエェエェェエエェェエエエェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエンッ!!!」
しばらくしてからカオリはショルダーバッグから小瓶を取り出し、コルクの栓を抜いた。すると、淡い青色の煙が出て来て炎に包まれた一夜の周りを包み込む。
カ「水流の香り!」
大量の水が噴射され、一夜の体を冷やす。
一「メ・・・メェ〜ン・・・・」
巨漢の一夜は力なく倒れ、それから立ち上がる事は無かった。
チャ「試合終了ォォォ!勝者、カオリ・スプリング!銀河の旋律、10ポイント獲得!!」
勝負に勝ったカオリはその場で1回転すると、右手の人差し指だけを立てて空に突きつけると、
カ「勝利の香りは、私に捧げられましたっ!」
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チャ「続いて第2試合、気楽な禿鷹、ヒリア・フーガベース!!VS白い柳、タクヤ・トースティー!!」
観全「オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!」
石造りの会場の出入り口から瑠璃色の三つ編みと赤い短髪を揺らしながらヒリアとタクヤが姿を現した。
チャ「ヤジマさん、この2人はどんな勝負を見せてくれると思いますか?」
ヤ「そうだねぇ・・2人共召喚魔法を使うから良い勝負にはなると思うよ。」
チャ「ラハールさんは?」
ラ「召喚魔法は魔力をたくさん消費するので、その弱点を理解しながら2人は戦うと思います。」
チャ「なるほどぉ〜。さぁ!両者とも会場のど真ん中で向かい合ったみたいです。」
ヒリアとタクヤの間で火花が散る。
チャ「第2試合、開始ッ!!」
チャパティ・ローラの実況と共に像の上にいる男が銅鑼をゴォォォォォン!!と力強く叩いた。試合が始まった。ヒリアとタクヤが動いたのはほぼ同時だった。ヒリアは右手を天に掲げ、タクヤは両手を大きく広げると、
ヒ「天を
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