閑話1 夕、出会い編
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まえる仕掛けもないし、誰かを呼んでもいない。ただ話をしてみたかっただけだからね」
「俺が暴行を加える可能性もありましたよ」
「君と話をしてそれはないと判断したんだ。君は逃げることはあっても無抵抗な僕に攻撃をすることはないってね」
「………」
はぁ〜だめだこの人には人として勝てる気がしない。
「…降参です。そこまで見抜かれるともう逃げる気も起きません。あと俺の三河 夕といいます」
俺は地面に座り両手を上げて降参の意を示す。
「うん。素直に降参してくれて助かるよ夕君。僕は戦闘は一切できないからね…それで君は何者なんだい?…君の目には純粋に力を求める輝きが見える。だけど何かを成そうという輝きは見えないという酷く矛盾した光を放っているんだ…僕も滅多に見ない光だよ」
本当に見透かされてるな。ここまでいくと隠す気も起きない。俺は両親にも話していない転生者であることや世界の罰する力も含めた全てを話した。我ながらここまで話して良かったのかわからない。
「魔法に転生…なるほど信じ難い話だね。でも君が嘘をついていないのもわかるよ」
「ありがとうございます。どうにもならないことも解っています。ですが誰かに話せただけで「話せただけとはつれないな〜」え?」
「おいおい僕は人の悩みを聞くだけ聞いて何もしないほど薄情な人間ではないつもりだよ」
「ですが…どうにかなるのですか?…相手は世界そのものですよ。どんな力を使うかもわからないのですよ?」
得体しれない世界の力…魔導師Aランクくらいの力だと聞いているが…どんな形でくるかわからない。事故や小さな災害の形でこられると質量兵器を使っても生き延びられるか微妙だ。
「なら、正面から打ち破れる力を身につければいい。それなら、どんなタイプの力で来ても生き残れる」
確かにそうだ。だが
「そんなことが可能なのですか?」
普通の努力でどうにかなるものではない。
「できるどうか君しだいだ。でも君が僕の地獄のマネージメントについてこれたら必ず君にその魔導師Aランクの力を粉砕する力を身につけさせよう。どうだいやってみるかい?」
世界に決められた運命に従がわなくても生きていけるのか…そのためには地獄を見なければならない………………はははっ。
「上等です。必ずこなして見せてます。生き残るために!」
「君には強くなってもらうよ。黒神 真黒プロデュース化け物マネージメントでね」
おまけ
「マネージメントを始める前に君にはこの学園に入学してもらうよ」
「はぃ!?どうやってですか、俺は前世はともかく今世ではまだ小学生ですよ!?」
常識的考えて無理だろ!。
「この箱庭学園は高い学力さえあれば誰でも入学できるから大丈夫だよ」
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