閑話1 夕、出会い編
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イエンジェルメダカちゃんのグッツコレクションだよ」
「っ!」
あまりにインパクトの強い部屋に意識をとられて後ろに誰かいるのに全く気づかなかった。後ろを振り向くと長身で髪の長い男性が立っていた。
「ようこそ僕の部屋に」
「こんには、勝手にお邪魔してすいません」
「気にしないでいいよ。僕の名前は黒神真黒ここの管理人をしてる男だよ。来客は滅多に来ないような所だけどお客様は大歓迎だ。時間があるならお茶でも出すよ」
どうやら気のいい人らしい。
「でしたら、すこしお話させていただきます。ゴーストバベルに住んでいる人の話は是非とも聞いて見たかったんです」
一般生徒から聞いておいた情報をさりげなく会話に混ぜることで自分が外部の人間であることを悟らせないように話す。
「では、妹の素晴らしいさについて話そうじゃないか!」
「はい!?」
そこから彼の妹談義に2時間付き合わされた。
「なるほど、それは素晴らしい妹さんですね」
人の妹の話を2時間も聞かされると、さすがにきつい。
「そうだろ!おっと、もうこんな時間か…そろそろ本題に入らないと」
「本題ですか?」
まだ妹について何かあるのか?
「そう、本題は…君が何者なのかということだ」
「はい?ここの生徒ですけど」
どこでバレた!いや、引っかけの場合もある。内心を悟らせないようにするんだ!相変わらず穏やかに話をする黒神マグロに動揺した内心を悟らせないように惚ける。
「惚けても無駄だよ。僕が妹談義にさりげなく混ぜた会話にはこの学園の生徒なら知っていなければおかしい情報があったんだ」
やられた!騙していたつもりで完全に俺が騙されていたのか!
「………何時から気づいていたんですか?」
「最初からだよ。これでも様々な人を見てきた。君がこの学園の生徒かどうかくらいはわかるよ…そして何より、この学園の生徒か僕の妹、箱庭学園の生徒会長である黒神メダカを知らないはずはないからね」
なるほど、確かに自分の学園の生徒会長を知らない人はいない。だが
「それなら転校生という可能性もありますよ」
「それはないよ。メダカちゃんは転校生には必ず一度、挨拶をしているからね」
「…先程の話も合わせて本当に素晴らしい妹さんですね。」
なるほどな。俺の第一声を聞かれた時点て俺の敗北は決まっていたってわけか。
「それであなたは俺をどうするつもりですか?」
この人はどう見ても戦闘ができるように見えない。何か仕掛けがあるのか 、誰かに増援を読んでいるのか、どちらにしても面倒だな。最悪ロストロギアを使って転移することも視野に入れておかないといけないな。
「特にどうするつもりもないよ。君を捕
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