暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
59話:希望(ひかり)≠ノ手を伸ばせ
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あれは…非常にマズいんとちゃうか…?」
「っていうか、あれ質量兵器だよね?マズいどころじゃないよ!」
『今まさにミサイルが来そうですよ!?』

表情を引きつらせるなのはとはやて、その光景にあたふたするフェイトとリイン。だがそんな三人を他所に、ディケイドはさらにカードを取り出し、ドライバーへ挿入する。

〈 ATACK RIDE・ILLUSION 〉

その音声と共に、ディケイドは乗っていたサイドバッシャーごと(・・・・・・・・・・・・・・・)三人に分身した。
これには流石に驚きを隠せない三人だったが、ディケイドは躊躇なく引き金を引いた。

一斉に放たれるミサイル群。それらはお互いがぶつかり合わないように別々の軌道を描きながら、なのは達へ向かって飛んでいく。

「二人とも、私達が大きいの放り込むから、初手任せられるか?」
『マイスターと一緒に一掃してみせるです!』
「了解!」
「何とかしてみる!」

はやての言葉に、なのはとフェイトの二人は魔法陣を展開して答える。そして周りには、無数の魔力弾が浮遊する。

「アルカス・クルタス・エイギアス。轟雷なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。バルエル・ザルエル・ブラウゼル…!」

「リリカルマジカル…天空に映りし星々のごとき輝きよ、かの者の元へ降り注げ。導きのもと、響き渡れ…!」

二人がそれぞれ詠唱を始めて、魔力を高めていく。
そして迫りくるミサイル群に向けて、デバイスの矛先を振り下ろす。

「プラズマランサー・ファランクスシフト!」
「アクセルシューター・フォートレスシフト!」

「「ファイアァァァァーーー!!」」

ミサイル群に向かって一斉に放たれる、桃色の球と黄色の槍。それらはミサイルにめり込み、ミサイルを爆破する。
だがミサイル一発に対し、二人の魔力弾四つでようやく破壊できる状態。無数に放たれたミサイルに対しなのは達の魔力弾は少なかった。それを確認した二人は苦い顔をする。

「―――詠唱完了…行けるで、二人とも!」
「うん!」
「了解!」

だが、その後ろからかけられた声に反応して、二人は少し後方へ。
それを合図と見たはやては、さらに二人に言う。

「一応威力は抑えてるし、一発だけやけど…」
「わかってるよ」
「防御は私に任せて」
『お願いするです!』

んじゃ任せるで、と言ってはやては杖を振り下ろす。

「『クラウソラス!』」

はやてによって放たれた白い直射魔法は、ミサイル群にまっすぐ向かっていく。
そしてミサイルとの衝突すると、球状に衝撃波を生み出して後続のミサイルを巻き込んでいく。

〈 Wide area protection 〉

だがその余波は、なのは達にも少なからず及んでいる。それをなの
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