暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
59話:希望(ひかり)≠ノ手を伸ばせ
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「ユニゾン…」
「状態…」
エイミィの報告を受けた三人は、その言葉を理解するのに数秒を要した。
そして最初に動き出したのは、はやてだった。
「ユニゾンって…今私がしてるのと同じやつですか!?」
『そう、そのユニゾンだよ』
そこでようやくなのはもフェイトも、しっかりと理解することができた。
「でもユニゾンって、ユニゾンデバイスがないとできない筈ですよね?」
「はやての時と状況が似てるってことは、今士の意識は…!」
「おしゃべりをしている場合か?」
〈 Dimension buster 〉
「「「っ!?」」」
その隙を、ディケイドがみすみす見逃す筈もなく、魔力砲を放つ。
三人はすぐさま飛び上り、魔力砲を避ける。
『大丈夫皆!?』
「大丈夫です!それより、さっきの話は…」
『う、うん。でも可笑しいんだよ、これ。何度やっても、ユニゾンデバイスの反応がない(・・・・・)んだよ』
エイミィの言葉に、三人は再び驚いた。
ユニゾンしているのに、ユニゾンデバイスがない?思わず首をひねりそうになるが、それすらさせないかのように、ディケイドの攻撃が飛んでくる。
「で、でもデバイスなしでのユニゾンなんて…!?」
『でも確かにユニゾンに似た(・・)反応が出てるんだ。そう過程すれば、士君の魔力の質が若干変わってるのも頷けるんだ』
エイミィの言った言葉を信じるとしたら、士は『デバイスなしのユニゾン』を行っていることになる。それは今のミッドの技術じゃ、不可能なことだった。
『それで士君の意識がないのを踏まえると、もしかしたら融合事故(・・・・)が起きているのかもしれない』
“融合事故”。これは融合型デバイスが引き起こすとされる現象。
デバイスが主の意思とは無関係に術者の肉体、精神を乗っ取り、勝手に自律行動を行っていしまう事故の総称だ。
確かに、彼が何らかの理由、方法でユニゾンしているとして、彼の意識が見られないのは、それが原因の可能性が高い。
「確かに、それなら…!」
「筋が通る!」
『でも、やっぱり変な部分もあるんだよ。そこが腑に落ちなくて…』
そう。ただ気がかりなのは、今の彼にユニゾンデバイスがないことだ。何度も言うが、現代の技術でのデバイスなしのユニゾンは不可能だ。
だが、その事に関して心当たりがある人物がいた。
「―――あ、あの…もしかしてなんですけど…」
少し思案顔で、まるで『先生、トイレ行ってもいいですか?』といったテンションで口を開いたのは―――なのはだった。そんな間も、ディケイドの攻撃から避ける。
「少し前に、士君に聞いたことがあるんです」
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