コードギアスR2
0602話
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指その物が白炎へと姿を変える。いつものように指先に炎を作り出したのではなく、純粋に肉体その物が炎と化したのだ。混沌精霊としての肉体に。
「っ!?」
さすがにこれには驚いたのか丈雲の表情が強張り、小屋の中の様子を察知したのか表にいた護衛のうち数人が中に入ってきて……そして同時に、俺の指を見て再び止まる。
「こんなのも出来るぞ?」
そのまま白炎を使い、リス、蝶、小鳥、といった炎獣を作り出して小屋の中に放つ。
10を越える小型の炎獣が小屋の中を漂い、走り回り、飛んでいる光景に丈雲や護衛だけではなく洪古までもが目を見開いて驚いていた。
「ご覧の通りだ。さすがにこれを見ても俺がブリタニアやEUのスパイだとは言わないだろう?」
「あ、ああ……確かに」
皆が唖然としている中で、それでも頷くのだからやはり丈雲の胆力はさすがと言うべきなのだろう。
「そして異世界の組織であるが故に、この世界と比べてもより技術が発展しているし、その技術を使った兵器も存在している。……まぁ、その兵器の性能がどんなものなのかは星刻辺りに後で説明して貰えばいいさ。俺が話すよりもそっちの方が信じられるだろう?」
丈雲は俺のその言葉に無言で頷く。
こうして、俺はこの地域一帯の実力者である丈雲の協力を得る事に成功し、着々と建国への道を進めるのだった。
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