カードエクスクルーダーが十代のデッキにいる理由
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さんと戦えるんです!」
なので、さっそく皆に報告しているのだが…
「正直、微妙な効果じゃないかしら」
と、グローモス。
「悪い効果とは言わないが…エクストラデッキは15枚…枠を割くには厳しいな『フレイムウイングマン』は十代の象徴でもあるし『カオス・ネオス』も外すには惜しいポテンシャルだからな」
と、ブラックパンサー。
「で、でもでも!地属性なら誰でもいいんですよ!出しやすくて良いじゃないですか!」
「なら、俺とクレイの旦那で充分じゃねーか」
「ぐ…グラちゃんのばかぁああああああああ!」
かたや制限効果の鬼畜バウンス。
かたや守備力2000の守りの要。
流石にこの両者に比べられるのは厳しすぎる。
基本、皆優しい、いい人達なのだが。
自分達の見せ場とも言えるエクストラデッキのカードに関しては譲らないことが多い。
特に最近は枚数が制限された為に尚更だ。
「いや、これは使えるだろ、強いと思うぜ」
「ですよね!スパークマンさん」
スパークマンの擁護に喜ぶが。
「おぉ『超融合』を使えば相手の地属性を簡単に除去出来るじゃねぇか!」
「ち、ちょっとぉ!」
「成る程なぁ…確かにつえぇな」
「手札コストが少し痛いけどね…悪くないんじゃないかな」
感心するスカラべとドルフィン。
『ガイア』が評価されるのは嬉しいが。
エクスクルーダーが望む方向からは大きく逸れてしまっている。
「ぅう…私、やっぱりいらない娘なんですか…」
予想と違う結果に落ち込む少女。
そこに空気を読まない男が一人。
「いやいやwwwそんな事ないっしょwww」
「ですかね、バブルマンさん…私、攻撃力も効果も微妙なんですが」
以前にからかわれた事もありジト目のエクスクルーダーにバブルマンは何時に無く真剣な目で力説する。
「いやいや、ステータスも効果も二の次三の次!エクスたんは可愛い!見た目がよけりゃそれでいいっしょ!」
「そ、そうですか?私、可愛いですか!」
あっさり乗せられ喜ぶエクスクルーダー。
「そーそーwwwエクスたんはこのデッキのアイドルなんだからwwwバースト姐さんやユベルじゃ萌えね…おがぁ!ほごぉ?!」
突如、苦悶の声をあげ苦しむ彼を助けるものは誰もいない。
「そうですかぁ…私、このデッキのアイドルですかぁ…えへへぇ」
踊るようにはしゃぎながら喜びデッキ内を駆け回るエクスクルーダー。
そんな少女に少々呆れつつも、仲間達は微笑ましげに見守るのであった。
ハネクリボー「『相棒』は『手札コスト』じゃないと思うんだ」
ネクロ「召喚されるだけマシじゃね?」
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