カードエクスクルーダーが十代のデッキにいる理由
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いや、攻撃力がすべてじゃないっしょwww」
「お前か……」
面倒臭いのが増えたとげんなりするグランモールをよそにエクスクルーダーの顔が輝く。
「ですよね!バブルマンさん!……でも、どういうことですか?」
「そりゃ、勿論モンスター効果っしょ!攻撃力なんか二の次三の次、役に立つ効果があるかの方 が重要でしょーよ」
成る程、バブルマンの言うことも尤もだ。
「それで?エクスちゃんの効果は何だっけ?www」
「はい!一ターンに1度墓地のモンスターを一枚除外することが出来ます!」
「TUEEEEEEEEEEEwww一ターンに一枚除外wwwエクスたん強すぎワロタwwwいやー俺なんか二 枚ドロー&特殊召喚しかできない能無しwww参ったねこりゃwww」
「そ、そうですかね…えへへ」
バブルマンの言葉に素直に照れるエクスクルーダー。
「とはいえ、重要なのは十代のデッキに噛み合っているかどうかだがな、つまり汎用性だ」
N・ブラックパンサーまでもが話に加わる。
「はんようせい、ですか」
「汎用性www、ありすぎっしょ!モンスターをゲームから除外!こりゃあ強力効果!一ターンに一 枚wwwしかも墓☆地☆からwww」
「おい、お前こっちこい」
「なんすか?最近攻撃力5000に自爆特効wwwした漢の中の漢モグラさん?あっあっあっ…… アッー!
グランモールが強引にバブルマンを連れていった先で悲鳴が聞こえた気がするが、今のエクスクルーダーにはブラックパンサーの言葉の方が重要だった。
「そうだ、どんなデッキにも使える効果……その点では、お前の効果は使いづらいと言わざるを得ないな」
「……やっぱ、そうですよね…」
バブルマンに乗せられて浮かれかけたが、実はエクスクルーダー自身が一番自分の効果の微妙さは自覚していた。
「勘違いするなよ、お前の除外効果そのものが弱い訳じゃない……ただ、十代のデッキでは真価を発揮しづらいだけだ」
「うぅ……それじゃ意味ないもん!私も皆さんみたいに活躍したいんだもん!」
そう、他のデッキで活躍出来ても意味がないのだ。
あくまで、いい人達がいっぱいいる自分の大切な仲間がいるこの場所じゃなきゃ駄目なのだ。
しかし、現実は厳しい 。
攻撃力も低い、効果も微妙。
「……何で、マスターは私をデッキにいれたんでしょうね…HEROさん達のサポートが出切るわけでもないのに」
「それこそ、十代にしかわからんだろうな」
しばし、エクスクルーダーは小さな腕をくんで難しい顔でうんうんと唸り続け。
…… そして、言った、決めた。
「私、決めました!今からマスターに私がデッキにある理由を訪ねてきます!」
確かに、十代本人に尋
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