それから
引きニート街道まっしぐら
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ても丁度いいタイミングで帰宅してしまった我が弟。
「あれ、兄貴と美愛さん、まだこっちいたんだ・・・って、あれー?もしかしてオレ、やっちゃった?」
「ああもしかしなくてもやっちゃっていますですよー?」
「あっはっは。じゃ、そゆことでッ!」
「逃がすかッ!」
脱兎のごとく逃げ出そうとする謙吾の首根っこを引っつかむ。
勢いづいていたこともあり見事に首のしまった謙吾は踏み潰されたカエルのような声を出す。
よし、計 画 ど う り。
「げほっ、げほっ・・・ちょ、兄貴マジゴーインすぎ。うえぇ」
「吐くならトイレいけよ?」
「心配すんのそこかよっ!てかなんでオレを引き止めたんだよ。オレいらなくね?」
「特に意味はない。あえて言うならそのまま逃がすのは癪に障るから。ほら、ぱっぱと彼女さんのとこ帰れ」
「えー、アンズとは喧嘩したしーって、あ、アンズって彼女ね。しゃーない、ミサキんとこ行くか」
「誰だ突然出てきた第二の女!?」
「別にミサキは女じゃねーし。男でもねーけど。ミサキはオレの親友。最近知り合ったんだけど趣味合いまくってさー」
「類友かよ!」
謙吾はそれだけ言ってまた家を出ていった。
もう、別に彼女さんも類友も反対しねえけど・・・けど・・・え、あれ?
さっきミサキさんのこと女じゃねーし。男でもねーけどって言った?
・・・それって所謂・・・オネェ?
「慎吾、顔キモイ」
ずっと黙ってた美愛に毒を吐かれた。
そろそろ死にそう。
『慎吾くん慎吾くん、死にそうなら変わってよー暇だよー。どーせなら僕が告白してもいーんだよー?』
なかなか声をかけてこないもうひとりの俺、輝希が言う。
これは俺の問題だから変わらねえよ。てか暇ならテ○リスしてろよ。前に切替した時にテ○リス置いてあったの知ってんだからな?
口には出さず、頭の中で話しかけてくる輝希に返す。
真っ白なのか真っ黒なのかわからない世界に置いてあったゲームの山の頂上にあったテトリスは今でも簡単に思い出せる。
なんかムカついたからその山壊してパッケージの中身入れ替えたなんて事実は知らないが。
『やっぱパッケージの中身変わってたの慎吾くんのせいだったんだー、ひどーい』
知るか。ちょっと黙ってろアホ。
『口悪いぞー?年上には敬語を使わないとねー。じゃ、僕は最近増えたグリザイア○迷宮でもしよっかなー』
それダメなやつ!18歳未満はダメなやつ!
神ゲーだけど!
『僕たち一応成人してるけどねー。しょうがない、果実にしてやんよ!』
輝希はそう言ってどこからかP○Pを取り出して全年齢の果実を始めた。
・・・俺の頭の中、一体どうなってんだよ。
「とりあえず話を戻そう。俺は別になのはもフェイトもアリシアもはや
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