第一章
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。浮気なんてしないわよ」
「言い寄ってきた相手にしてもよね」
「ノックアウトしてやるわよ」
実は邑子は元々所謂ヤンキーであり喧嘩慣れしている。バイクにも乗る。腕には今でも自信がある。だから今もこう言えたのである。
「そんな奴はね」
「そうよね。私だってそうよ」
そして良子はその邑子のヤンキー仲間だった。お互いに結婚した今も付き合いがあるのだ。
「そんな奴は蹴飛ばしてやるわよ」
「で、お互いにそうよね」
「浮気はしないわよ」
これは絶対だった。良子にしても邑子にしてもだ。
だがそれでもだとだ。邑子はこう言った。
「けれど。浮気したら」
「そういうことになったのよ。昔はね」
「怖いわね。っていうか夢に出るわよ」
「そうでしょ。私も話を聞いてそう思ったわ」
ヤンキー出身で喧嘩慣れしててもだ。そうだったというのだ。
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