第87話 少女たちは踏んだり蹴ったりなようです
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の武装解除と反応して、発生した煙からコレットが強襲。
単純ですが、学生相手なら十分な策。ですがそれは私の浅慮でした。彼女は"普通"の学生では
ありませんです。まさか無詠唱魔法を使えるなんて・・・!
「小賢しい真似を!浅はかですわね、そんな単純な策にこの私が……ん?ユエさんは!?」
ヒュッ
「『風花・武装解除《フランス・エクサルマティオー》』!」
ズバァァッ!
「な……!なな……!」
「慢心したですね、委員長!っとわっ!」
バシッ バシュバシュッ
「お嬢様!」
「コレット、引くです!!」
「が、合点!」
作戦通り、後ろに回った私の武装解除が委員長の服を吹き飛ばして、上半身を下着姿にしました。
ですがベアトリクスさんが(恐らくは水の)武装解除を放って来たので、私達はスタコラと逃げます。
目標は十分に果たしましたですからね!コレットは上半身裸にされましたが。
『さぁ都市外壁を出た時点でトップはコレット・ユエコンビ!これは予想外!』
「確かに予想外だよ大成功!委員長に勝っちゃうなんてすごいよ!」
「不意打ちですから成功は当然です。それにコレットが反撃を受けましたし完璧とは……。
と言うか私の魔法も少し障壁に阻まれましたし……。」
「こんなもの安いもんだヨ!あの委員長に勝ったんだよ!?」
「いえ、次に戦う時はベアトリクスさんも加えて正面からですから厳しいです。
出来れば逃げ切るですよ!」
………
……
…
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
subSide ―――
『さぁレースも後半!コースは魔獣の森を大きく回り10のチェックポイントを通過し、再び
市街に戻ります!そしてこの時点で、依然トップはコレット・ユエコンビ!
二位のエミリィ・ベアトリクスコンビに徐々に距離を詰められながらも、これは大健闘!!』
「ぐぐぐ……!ユエ…ファランドール〜〜〜〜〜〜〜!!」
「お嬢様……。」
初衝突から少々、高速で飛ぶ間も委員長・エミリィの怒りは治まらず、自分を引ん?いた夕映を
目指して最初よりも早く箒を飛ばす。しかし中々追い付けず、マップを見た委員長は急に立ち止まる。
「ここね……!」
「え……『魔獣の森』、ですね。」
「ここを突っ切りますよ!!近道です!」
「えぇっ!?確かに違反ではないですが……で、でもお嬢様。私達の力では危険では…?」
「魔獣など、出会わなければどうと言う事はありません!!」
目先の欲と焦りと怒りで、エミリィはベアトリクスを伴ってチェックポイントへ直進する。
思いっ切りフラグを立てて。その見立て自
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ