第87話 少女たちは踏んだり蹴ったりなようです
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!」
学園を出発したレースは眼下に広がっていた街中へと舞台を移し、先に言われた三チーム以外は
500m以上後方に遅れています。となれば、この委員長・犬猫ペアをくだせば優勝は見えますです。
何故なら、このレースは・・・!
「行くですよコレット!"フォア・ゾ・クラティカ・ソクラティカ"!!」
「任せてユエ!"アネット・ティ・ネット・ガーネット"!!」
「む…!"パクナム・ティナッツ・ココナッツ"!!」
「"ハイティ・マイティ・ウェンディ"!!」
「『風花・武装解除』!!」「『熱波・武装解除』!!」
ボッ!
「「キャーーー!!?」」
「やたっ!徹った!!」
私とネコ娘が同時に撃った武装解除ですが、向うのはコレットの障壁を超えられなかったです。
・・・その結果は、麻帆良でよく見た例の服脱がしが炸裂。街の男共は大喜びです、まったく。
ですがこれであの二人は暫く動けないです。つまり、直接攻撃魔法が禁止されているこのレースで
妨害が許されている理由はコレ。脱がし合いと言うだけではなく、良い模擬戦でもあるのですが。
「少々離されました!打ち合わせ通りですよコレット!」
「あいあい!」
「「『重加速』!!」」
『おぉーーっと落ちこぼれコンビ!一組沈めた上にスタート早々仕掛けた!速攻ーーーッ!?』
「くっ……この!」
「お嬢様!?」
委員長達との距離を縮める為に加速すると、委員長は案の定箒を停止させ、その上に立ち上がりました。
流石プライドが高いだけあるです。ここで受けてくれなければ少々困っていました。
私達の箒の速度では、加速を5分間続けなければ委員長達に勝てません。それは少し厳しいのです。
「素人が調子に乗って………いいでしょう転校生!その勝負、受けて立ちましょう!!
"タロット・キャロット・シャルロット"!」
「狙い通りです!二重障壁展開、プランAです!!」
「了解っ!」
「無駄な事ですわ!『氷結・武装解除』!!」
パキィィン!
委員長の撃った氷の武装解除が私の障壁を貫いて、コレットの張った障壁に当たりました。
流石委員長、ただの武装解除が攻撃魔法みたいな威力です。ですが――
パンッ!
「弾いた!?くっ、煙が……!」
ボッ!
「"アネット・ティ・ネット・ガーネット!『風花』"―――」
「ふ……。」
パチンッ パキィィン!
「ひゃぁっ!?」
障壁に組み込んでおいた発火術式が氷
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