第87話 少女たちは踏んだり蹴ったりなようです
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いの。」
「……それは、理解しているよ。けれど君が倒れてしまったら意味が無い。
あと少しだからこそ、休んだらどうかな。シュウマの様子を見に行くのもいいだろう?」
「ふぅ……ええ、分かったわ。少しだけね。」
フェイトがあまりに必死なので、根負けして一緒にシュウマの様子を見に行くことになってしまったわ。
何となく転移魔法を使わずに静かな宮殿を二人で歩く。
・・・こうした時間すら、最近は取っていなかったわね。でも、どうせ一緒に歩くのなら街が良いわ。
そう、フェイトと一回くらいデートと言うものをしてみたい―――
「ね、ねぇフェイ(ドンガラガッシャァァアアーーーーン!!)
「あーー!また負けたぁ!!」
「ホンマにもみじは弱いなぁ、落ち着きが無いにも程があるで〜。」
「そうそう。そんなんだと、またノワールさんにお説教を食らうよ?」
「ぬぐぐぐぐぐぐぐぐぐ!も、もっかい!もっかいだ「お前ら遊ぶんなら他所行けつってんだろうがぁ!
いい加減怒るぞ!」
「……………休憩を入れたのは正解だったかな?」
「そ、そうね……。あぁ、一人で塞ぎ込んで作業していたのが馬鹿みたい………。」
どれだけ真面目にやっているかと思ったら・・・いえ、真面目にやってはいるのだけれど。
皆がジェンガやっている横で、膝にアリアちゃんを乗せながらだけれども!
「ふ、ふふ、ふふふふ。あはははははははは!あーおかしい。私達ってホントバカみたいね、フェイト。」
「ああ、そうだねツェル……。それで?具体的にこれからどうするんだい?」
「どうって言われても、今までと変わらないわ。計画が終わるまで休みは無いわ。」
「ツェル、いい加減に「だから!」え?ちょ、どこに行くんだい!?」
怒りだしたフェイトの手を握って、オスティアへ続く転移門へ引っ張って行く。
そして有無を言わさず転移した先は・・・オスティアの下、魔と死が広がる旧王都の中心。
色々と問題の多い場所なんだけれど―――まぁ、今は置いておきましょう。さぁ!
「フェ〜イトっ!」
「うわっ!?え、ツェル、どうしたの?」
「私とデートしましょ♪」
Side out
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
『さぁオスティア記念式典警備兵の三年生選抜百キロレース、スタートから3分!
僅差で現在一位はエミリィ&ベアトリクス組!二位はフォン&デュ・シャ組!そしてなんと三位には!
落ちこぼれコレット・ユエコンビぃ!』
「意外としつこいですわね、ユエさんコレットさん!」
「しつこいとは失礼だね委員長!私達だって頑張って特訓してきたんだよ
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