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とある英雄の学園生活
第34話 ネイに新しい使用人を紹介してもらう
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長室の前についていた。

 コンコン
 ドアをノックするシェリルさん。

 「ネイ様、キラさんをお連れいたしました」

 「入ってください」
 シェリルさんはドアを開いてくれて俺たちに中に入るように勧めてくれた。
 部屋に入るとネイはソファーを勧めてくれたので座るとすぐにシェリルさんがお茶を用意してくれた。
 お茶をテーブルに置くとシェリルさんは部屋から出て行った。

 「ごめんなさいね、せっかく来てくれたので追い返してしまって」

 「いいさ、会議中だったんだろう」

 「会議が終わってゆっくり休んでいたの」

 「そうなのか」

 「私に会いに来る学生や教師が多くてね。いろいろあって授業中以外は学生とわ極力会わないようにしているの」
 
 なんだろ、そのいろいろって、気になるな。
 
 「それより、私に用事があるんでしょう」
 
 「ああ、実はメイドか執事あと食事を作ってくれる人を探しているんだが誰かいないか?」
 
 「え、イングランドの屋敷に人はいないの?」
 
 「俺とアリスとシヴァとイフリートだけだ」
 
 「え、どうしたの?」
 
 先日までのことをネイに話すと、
 
 「そう、そんなことがあったのね。でも今日のアリスを見ていると大丈夫そうね」
 
 「ああ、そのへんは俺たちがいれば大丈夫だ」
 
 俺もそうだが、魔人コンビもアリスのことをかなり気にいっている。
 特にイフリートはアリスと接している時にたまに母性があるみたいだ。
 
 「メイド、執事も必要だが、今は食事を作ってくれる人が 最優先事項だ」
 
 「……私ではだめなのですか?」
 
 「いやシヴァのカレーも美味しいけど、毎日カレーだとね」
 
 「私は大丈夫です」
 
 シヴァが良くても俺は毎日カレーは辛いんだよ。
 
 「それにアリスは成長期だから、カレーばかりだとね」
 
 「……そうですか」
 
 落ち込むシヴァ。
 すまないシヴァ、カレーは好きだが毎日はさすがにキツイから納得してくれ。

 「食事を作る人間なら2人ほど宛があるわよ」

 「マジ」

 「ええ、掃除もできるし洗濯もできるわよ」

 「ぜひ紹介してくれ」

 「住み込みはできるの?」

 「住み込みで来て欲しい。空いている部屋はいっぱいあるから大丈夫だ」

 「急いだほうがいいの?」

 「できれば今日からでも来て欲しい」

 カレー以外なものを食べたい俺。

 「面接とかしなくていいの?」

 「ネイを信用しているよ」

 「夕方にでも行くように伝えるわ」

 「え?今日から来てもらえるのか」

 「ええ、大丈夫よ」
 
 すぐに来てく
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