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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第335話】
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……。
変に勘違いされないだろうかと心配しつつも、正直に俺は――。
「今鈴音を部屋に送った所なんです。 すみません、山田先生」
「そうだったのですかー。 ううん、理由が分かれば安心です♪」
ずれた眼鏡を指で直しつつ、笑顔で応えた山田先生――まあ時間的に考えたら色々勘繰る可能性も否定は出来ないからな。
「じゃあ、夜更かしはダメですよ? 夜更かしはお肌の大敵なんですから!」
そう言って覗きこむ様に見る山田先生――いつものゆったりとした服装からは、豊満な乳房の谷間が覗き見える。
――相変わらず、凄い巨乳だなと思う一方、思いっきり揉んでみたいと思うのは男のサガかもしれない。
「じゃあ先生はこれで。 ……あ、今日はお疲れ様でした、ヒルトくん。 それと、お手柄でしたね♪」
立ち去ろうとした山田先生が足を止め、振り返るとそう言った。
ひらひらと舞うフリルのスカートに目が移るも、それよりまさか下の名前で呼ばれるとは思ってなかった。
「い、いえ。 自分だけでやった訳じゃないですからね。 ……アラクネの製造番号とかわかりました?」
「……今、調査中ですが多分製造番号は削られていると思います。 出所を知られたくないと思えば、真っ先に削りますからね……特に量産機等は」
そう言って困ったように眉根を寄せた山田先生――なら、あのアラクネから得られる情報は少ないと考えるのが一番だろう。
「そうですか……。 何か分かれば少しは概要も分かるかと思ったのですが……」
「そうですね……。 ……では、先生は戻りますね?」
「あ、はい。 お疲れ様でした、山田先生。 おやすみなさい」
「はい。 有坂くん、おやすみなさい。 ……さっき、下の名前で呼んだのは内緒ですよ?」
そう小声で言うと、そのまま通路の向こう側へと消えていった。
それを見て俺も自室に戻るために来た通路を逆戻りしていった……。
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