コードギアスR2
0601話
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呟き、鵬法璽を空間倉庫へと収納してからSEED世界のアラスカで入手した大型VTOL輸送機を取り出す。
グロースターが消えたのと同様、次の瞬間には基地の中にいきなり姿を現したVTOL輸送機。もちろん技術班にASRSを付けて貰っている代物だ。
再び上がる驚愕の声を聞きながらコックピットへと向かおうとした時、不意に背後のギルフォードから声を掛けられる。
「……アクセル。この機体なら別にグロースターをお前がどうにかしなくても良かったんじゃないか?」
「そうかもしれないが、何かあった時にこの機体は捨てても構わないが、グロースターは技術解析的な意味で絶対に必要だしな」
「そういうものなのか?」
「ああ。俺達シャドウミラーは少数精鋭の戦力も自慢だが、何よりも他の組織を圧倒しているのは技術力だ。俺達の元々の世界であらゆる手段を使って得た技術、他の世界で得た技術。それらを解析し、自分達のものにしてきたからこそ今の俺達シャドウミラーという存在がある。そんな技術を誇る者達がグロースターのような代物を見逃すと思うか? 以前この世界に来た時はガン・ルゥで精一杯だったが……」
「……なるほど」
俺の言葉に苦笑を浮かべるギルフォード。KMFモドキと言われているガン・ルゥだ。それ程の技術力を誇る集団では満足しなかったと理解したのだろう。
まあ、一通り調べてすぐに倉庫行きになったのは間違い無いんだが。一部はサクラダイトに興味を示してはいたが、後でもっといい機体が手に入ると説得したので結局はそのままになってしまっていた。
もっとも、ガン・ルゥはガン・ルゥでミツコとの取引に使ったように完全に無価値という訳では無かったんだが。
「詳しい話はホワイトスターに戻ってからだ。行くぞ、全員乗ってくれ」
その言葉に、6人が乗り込むのを見て俺もまたコックピットへと向かうのだった。
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