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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第48話 零治が消えて………
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「決まりだね。零治君は星君達に任せよう。後は何とか後手に回るのだけは何とかしないといけない。私の方でも情報を集めてみるよ」
「お願いします」
星の返事に笑顔で頷いたジェイル。
「ラグナルは貴方達に渡しておくわよ」
「うん」
ライが返事をし、受け取ろうとしたが………
「夜美、よろしくね」
「分かった」
「ちょっと何で僕に渡さないの!!」
「ライに渡すと無くしそうだと思ったからね………」
「シャイデ、大丈夫だよ!!」
「まあ落ち着け。これも日頃の行いの結果だ」
「納得いかない〜!!」
皆に笑われながら叫ぶライであった………
「………さん、兄さん」
「んん………後2時間………」
「完全に遅刻でしょうが!!良いから起きなさい!!」
「ぶほっ!?」
腹部にいきなり激痛が走り俺は目を覚ました。
「起きた兄さん?」
「加奈、俺いつか死ぬからなそんな起こし方じゃ!!」
「いつまでも起きない兄さんが悪いのよ。今日から大学生なんでしょ、しっかりしなさいよ!!」
「お前は朝からキャンキャンと煩いな………」
「誰の……せいよ!!」
再び腹部に蹴りを入れられ先ほどの激痛が帰ってくる。
「うおおおおお………!!」
「さっさと降りて来てご飯食べてよね!!」
そう言い残してドアを勢い良く閉め出て行った加奈。
「全く………ん?加奈が同じ家?」
ふと不思議に思えた俺は身体を起こし周りを見る。
「俺の部屋………だよな?何だろう何故か懐かしい………寝ぼけてるのかな………?」
欠伸をして身体を伸ばす。
「んー……眠い………」
「兄さん!!!」
「行くっての!!………ったく、俺の部屋には監視カメラでも着いているのか………?加奈ならやりかねん………」
そんな不安を抱きながら着替え降りる。
「やっと来たか………」
「わざわざお迎えご苦労」
「ご苦労じゃないだろう………途中まで一緒に行こうぜって誘ったのお前だろうが………」
深くため息を吐きながら呟く桐谷。成績が優秀な桐谷は有名な一流大学に進学したのだが、同じ路線なため、途中まで一緒に行く約束をしていたのだが………
「いやぁ、すっかり忘れてたわ!!」
「じゃあ加奈、俺は行くわ。朝飯御馳走様」
「いえいえ、これくらい。いつでも食べに来てね」
「えっ、ちょっと………」
「いってらっしゃい桐谷」
「ああ、行ってくる」
「えっ、冗談だって、待てって桐谷!!」
「全く、冗談だったのによ………」
「いいから走れ!!遅れるぞ!!」
駅のホームを走り、3番線の車内に何とか
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