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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第48話 零治が消えて………
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会ってもらえなくなりますよ………」
「それは嫌だな」

ウーノの忠告を聞いていつも通りとなった。

「何にせよどうなるかは全く読めないな………」

そう呟きながらウーノと共にラグナルがあるラボへと向かうのだった………

















「どうだい彼は?」
『頑固よ。身体はほぼ私の支配下であるけれど油断すると直ぐに取り返されおっと!!』

別の場所に移動したクレインはうずくまった零治に声をかけた。
うずくまった状態の零治の身体がビクンと反応した後、再び静かになった。

『ほらね』
「聖王器の支配に抗うか………流石黒の亡霊だね」
『本当に厄介よ。………こうなったら人形になっちゃうけど彼を精神の奥底に閉じ込めてしまいましょうか………』
「精神の奥底に………?それはどういった状態なんだい?」
『人には色々な思い出があるでしょ?簡単に言えばその思い出の中に閉じ込めてその思い出の中で過ごさせるのよ。そうすればいずれ精神が壊れてしまう』
「?思い出の中にいるだけで精神が壊れるものなのかい?」
『思い出って響きは良い風に聞こえるけどそれが必ずしも良いものとは限らないのよ?それは誰もが同じ。良い思い出に永遠とひたらせたり、或は自分のトラウマに近い出来事を何度も繰り返す。そうすればいつか心は完全に壊れるわ』
「ほう………人とは不思議な生き物だね………」
『あなたも人でしょ一応………それで思い出……彼の記憶を辿っているのだけど………』
「ん?何かあったのかい?」

言葉を濁したホムラに興味深そうに質問するクレイン。

『まああなたなら興味を湧くかもね………』
「そう言われると更に興味が湧いてきたよ………話してもらって良いかい?」
『分かったわ。まだ全てを理解した訳じゃ無いけど………信じられない話なんだけど………この有栖零治は本名を佐藤孝介と言うのよ』
「?何を言っているんだい?」
『彼はね………転生者なのよ』

そう言ってホムラは話し始めた………












「ははははははは!!これは面白い!!黒の亡霊や神崎大悟が転生者ってだけで無く、今いるこの世界がアニメか!!そして同じ時期にスカリエッティが反乱を………これは傑作だ!!」

話を聞いて高笑いするクレイン。

『まるで今のあなたが彼の代わりをしているみたいね』
「確かにそう見えるね。だけど私の場合、根本的に違うさ。私は興味があるから行動を起こすんだ。それが結局失敗しようが成功しようが関係ない」
『スカリエッティと変わらないと思うけど?』
「そうかい?」
『そうよ。………しかしアニメと同じ状況と考えると神崎大悟辺りが何か対策をするんじゃないかしら?』
「確かにそ
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