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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第48話 零治が消えて………
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は利用されていただけだ!!全てクレイン・アルゲイルに!!」
「だとしてもそれを見抜けなかった貴方達に問題があるのよ。それよりも貴方に聞きたい事があるの?クレインは何故?零治の事を狙ったの?」
「し、知らない!!」
「隠すと痛い目を見るわよ………?」
そう言って魔力の糸で首筋に傷を付けた。
「う、嘘は言っていない!!第一奴等は俺達を見捨てるつもりだったのにわざわざ私達に居場所を教えると思うか!?」
「まあ確かにね」
そう言って魔力の糸を消すシャイデ。
「すいません私のせいで………」
「いいえ、あなたのせいじゃないわ水無月さん。………それにしても零治のバカは何処に行ったのかしら………」
そう言いながらシャイデは星達有栖家の面々を見た。
「皆冷静ですね」
「流石に星達も大人になったわね。ちゃんと暴走しそうな優理やセッテを抑えてるわ」
「今闇雲に探しても見つかりはしないからな。彼女達もそれが分かっているのだろう」
そう言って声を掛けたのはゼストだった。
「ジェイルと連絡が取れた。冥王教会の連中は大悟に任せるそうだ」
「そう………零治の手がかりは?」
「クアットロが引き続き探しているが………」
「これは………!!星、ライ、夜美、優理!!」
クアットロの慌てた声に星達は直ぐにクアットロの元へと向かった………
「ラグナル!!」
人の姿で倒れているラグナルに駆け寄る有栖家の面々。
「クアットロ!!」
「無茶言わないで!!幾ら私でも人に慣れるデバイス、ましてや人の状態で破損しているデバイスを修理だなんて………」
ゼストに叫ばれ困った顔で答えるクアットロ。しかしそう言いながらも状態を確認し始める。
「本当にどうなってるのよ………傷口が破損しているけど、どう直せば良いのか………せめて一旦デバイス状態に戻れれば………そうだ!シャイデはどうなの?」
「私もデバイス状態ならね………ジェイルと会うまで私がラグナルを見てきたけど分かっている事って少ないのよ………」
「み、皆さん………」
そんな中、ラグナルが弱々しく口を開いた。
「ラグナル!!」
言葉を発したラグナルに有栖家の皆が集まった。
「大丈夫ですか!?」
「すみません………わ、私が不甲斐ない………ばかりに………マスター……が連れ去られて………アガが!?」
星の言葉に返事を返す途中でノイズの様な音がラグナルから流れた。
「喋らないで!!それと今すぐデバイスに戻りなさい!!これじゃあ修理が出来ないわ」
ラグナルは返事もせず、元のデバイスに戻った。
「よし、これなら何とかなるかも!!シャイデさん!!」
「分かってる手伝うわ。取り敢え
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