第五章
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ィーノ枢機卿、後のヴァレンティーノ公爵だ」
「チェーザレ=ボルジアが真犯人だ」
教皇の傍らにいた彼だというのだ、公爵のすぐ上の兄の。
「公爵がいなくなり彼は武力を手に入れた」
「そしてその武力で野望であるイタリア統一に取り掛かれた」
「状況を見れば明らかだ」
「真犯人は彼だ」
「チェーザレ=ボルジアだ」
彼に他ならないというのだ。
「彼以外に考えられない」
「他にはいない」
こう言うのだった、無論証拠は出ていない、だが。
それでも確かに公爵の死で最も利益を得たのは彼だった。真犯人は今もわからないがそのことは確かである。チェーザレ=ボルジアは弟が暗殺されてそこから野望の階段を昇ることが出来る様になったのである。
真犯人 完
2013・12・30
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