黒と緑の攻防
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ているなら大変なことになる。
柿はおそらく俺に頼む2日くらい前にアリーナに落としたもの。
ってことは、頼まれる前日にダンさんのサーヴァント緑アーチャーがアリーナ全体に仕掛けたあの毒に汚染されたということだよな。それを口にしたら………………いや
(大丈夫だって!あの藤ねぇだぞ!!たかが毒程度で………)
『なるほど、あの人ならフグですらそのまま食べても問題なさそうだ』
『(気にしないでおこう)』
変なところでいきのあった俺たちはそう決めつけ、藤ねぇに心配をせずに、アリーナへと続く扉へと向かう。藤ねぇのことを常識的にとらわれてはダメだ。あの人、普通の人間じゃない。
《二の月想海 第二層》
新しいアリーナには、スタート地点から見えるコロッセオが特徴的だった。
アリーナの姿は、固有結界のように心象風景をあらわしているようで、たった一つの魂と意志を貫くダンさんの心境のようだ。
慎二の場合はどちらかというと、海賊であるライダーの方が色濃く反映されていたようだが…………………。
「今日はどんな鍛錬をするんだ?」
準備運動をしながらアーチャーにいう。
「………………そうだな。今日は、コードキャストを使ってみるとするか」
「えっ?」
思わず耳を疑った。投影だけを訓練してきたのに、いきなりコードキャストとはどういうことなんだろう?
「急になんだよ?今まで何もいわなかったじゃないか?」
「この先戦うのであればある程度は使えるほうがいいだろう。それに戦略の幅が増える」
まあ、確かにコードキャストが使うことができれば、投影と組み合わせて使うことで、戦いやすくなるかもしれないな。
「よし。じゃあやってみるか」
俺は端末を操作して手持ちの礼装を確認して見る。現在、俺に装備されている礼装は体操服のみ。
だが、アリーナを探索して、幾つか礼装も手に入れていたが、一回戦の一層以来気にもしてなかった。考えてみるとゲームみたいに装備するだけで、本来使えない魔術を使えるのに、使わないなんて宝の持ち腐れだな。
(礼装、何があったっけ?)
手に入れたものの一覧を見てみると
・鳳凰のマフラー
サーヴァントの傷を癒す
・守り刀
敵にダメージ+対スキルスタン
・聖者のモノクル
敵対者の情報を表示
の三つがあった。
端末を操作して鳳凰のマフラーを装備。これで、この礼装特有の魔術が使えるようになったので、早速使ってみよう。
「【heal
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