第三章
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」
「おそらくですが」
真犯人は誰かだ、彼は言おうとした。
だがその彼をだ、マキャベリは右手の平を軽く前に出して制止した。そのうえで優しい微笑みで言うのだった。
「そこまでということで」
「言ってはですか」
「壁には耳があり隙間には目があります」
「このフィレンツェでもですか」
「何処に誰がいるかわかりません」
だからだというのだ。
「そこから先はです」
「言ってはならないですね」
「はい、私もわかっていますので」
優しい微笑みでの言葉だった。
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