第八章
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受け取った。だがここでだった。
その札束を出してくれた役人の目を見てだ、こう言って問うた。
「あんたはいいのか」
「僕の取り分かい?」
「ああ、囮になったからな」
仕事に一役加わった、だからその分の報酬はというのだ。
「その分は受け取ってもいいだろう」
「ははは、僕は役人だよ」
だが、だった。役人はフェリペのその言葉に対して笑ってこう返した。
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