暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス 自由の翼
二人目の男性IS操縦者……です。
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「ではまず、何故わたくしがクラス代表を辞退したかといいますと―――」

「……ごめん、時間も押してるし長そうだからコメントはいいや。写真だけ撮らせてね。」

「んなっ!?最後まで聞きなさい!」

「いいよ。適当に捏造しとくから。よし、春奈ちゃんに惚れたからってことにしとこうか。」

「「なんでそうなるの(んですの)!?」」

……思わずセシリアとハモりながら全力で否定する私。そりゃそうでしょ!?私は百合っ子じゃないですし、間違えられたくありませんからね?

「うん、いいコメントありがとね。悪いようにはしないからさ。」

無邪気な笑みを見せられると反論する気も失せました。セシリアも同じ気持ちなんでしょうね……スゴイ大人しくなってます。

「んじゃ、専用機持ちのみんなで並んでね。」

「……ツーショットではないのですね。」

「……?セシリア、何か言ったか?」

「い、いえ。なんでもありません。」

……また、相談の件数が増えそうだなぁ――主に一夏に惚れた女子からの。

「じゃあ、そこに並んでね。」

『分かりました(わ)。』

セシリア、私、一夏の順で並んで

「ほんじゃあ撮るよ。1+1は〜?」

「「……2?」」

「田んぼ?」

「春奈ちゃん正解!」

『え゛!?』

パシャっと切られるシャッターの音。

「アハハ。うまく引っかかってくれたわね、いい顔が取れたわ。」

そんなことがありながらも、この宴は夜の10時まで続きました。

私と一夏も色々と疲れたので部屋にたどり着くなり、すぐに寝ていましたがね。

……あ、鈴ちゃんのこと言うのを忘れてました。―――ま、いっか。




○Noside

翌日の教室で一夏は隣席に座る女子に話しかけられた。

「織斑くんおはよー。ねぇ、噂聞いた?」

「噂?」

「うん。転校生が来るって噂。」

一夏は首をかしげてわからないと表現する。

「転校生……聞いてないな。この時期の転校生って結構珍しいんじゃねぇのか?」

「そう。その噂の娘、中国の代表候補性なんだって……春奈ちゃんは何か知ってる?」

「あ、多分その子は―――」

「わたくしの存在を危ぶんでの転校に違いありませんわ!」

横槍を入れる乱入者(セシリア)に一夏と春奈は非難の視線を向ける。物理的干渉力があれば彼女のハートは粉々になっていただろう。

「まぁ、このクラスに転校してくるのではないのだろう?騒ぐほどのことではないだろう。」

タイミングを測っていた箒が会話に入ってくる。セシリアはこのやり取りを見て少しは学習したようである。

「どんな奴なんだろうな。」

「いや、だから。私と一夏が
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ