第10話 =秘密の力!=
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けられたから変な声だしちゃった…
シリカちゃんはまだ眠いようなので気づいてないがサチは状況を確認したらしい。
炎で焼かれたように顔を赤くした。
おそらく私もああなってると思う…
「…私たちってあのままリクヤさんの部屋で…」
サチの声に目を覚まされたのかシリカちゃんも状況を把握しそれを口に出した。
その瞬間シリカちゃんも顔が赤くなり再認識させられたサチはさらに赤くしていた。
私も顔が熱い…だって…同年代の異性の部屋で寝るなんて初めてだから…
「い、一旦落ち着きましょ……」
そして数回深呼吸して私はベッドから音を出さずに降りた。
リクヤは強制起床アラームを使用していないって女子だけのときサチから聞いた。
そのせいでいつおきるかわからない。
少し思い立って私はリクヤの寝顔を見てみることにした。
それはあの大剣を背負っている顔からは想像できないほど子供だった。
私に釣られたのか幸、シリカちゃんもリクヤの寝顔を見ていた。
「…かわいいですね」
「本当、いつもの姿からじゃ想像できないね」
「これだけ見てると純粋な男の子…よね」
そのまま見ていたかった…と思わせられるぐらい素直な顔で
自分の子供みたいだと思ったけれどさすがにだめだと感じ、肩をたたいた。
「…ん?…おはよう…」
まぁなんとも間抜けな声だった。
完全に寝ぼけてる…
「…俺、ここで寝ちゃってたのか…」
「そ。なんで寝てたのよ?」
その理由は完璧に私たちが悪いんだけど…
一応聞いておこう…
「……えっと、ユカたち運ぼうとしたけどドアが開かないことに気づいてさ。
そしてそのままってわけ」
「すみません、私たちベッド占領しちゃって」
「ごめん、リクヤ」
「えっと、ごめんなさい…」
やはり私たちが悪いので謝っておく。
そして先ほどの会話から私たちが同じ部屋にいてもなんら動揺してる様子はないみたい。
…むかつくわね…さっき私たちの羞恥心何だったのかしら…
「別にいいよ。どこで寝たって体痛くならないし」
そういいながらリクヤは立ち上がり部屋を出ようとした。
どうやら朝食らしい。
私たちは一緒に食事+準備のためリクヤについていった。
朝食の後、道具やに行きポーション類を買い揃え転送装置のある広場まで話しながら歩いていった。
「幸い、昨日の連中はいないみたいだな」
「昨日のって…あんたがデュエル申し込もうとした人?」
「それもあるけど…シリカ目当ての連中ってこと」
「そっか…シリカちゃんがフリーってことはこの街全部に知れ渡ってるか」
「えぇ多分…なんでこんな風になっちゃったのかな…」
「単に可愛いからだろ」
「あぅ…」
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