6話
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俺が次元旅行の旅から第97世界に帰ってきて二週間が経過した。
この世界に帰るたびに連絡を入れていたのだけれど最後の世界に長く留まっていたため長い間連絡が取れず、家に帰ると母に泣きつかれ、父に長い説教をされた。
俺が悪いので仕方ないが怒った父はおっかなかった。普段は怒らない人なので威圧がすごい。帰ってから俺は編入試験を受けて転生者の友人、友木と同じ中学に入学した。オリ主や高町とは違う中学だ。友木は原作キャラとは未だに関わっていないらしい。
俺としてはそろそろ世界の罰する力が復活する時期なので早く関わって欲しいのだ。こればかりは本人の人生なので強くは言えない。
「夕くん。帰りましょう]
「ああ。帰りに隣町の地下ショッピングモールに寄っていかないか?お前の好きそうなデザインの服を見つけたんだ」
「本当ですか!?行きましょう」
俺は友木を連れてショッピングモールに向かった。そして……地下に閉じ込められている。
何でもショッピングモールの上の線路を走っている大型貨物列車が脱線し、ショッピングモールにの上に落ちたらしい。落下した貨物列車と積んでいた大型貨物の衝撃と重みでショッピングモールの天井が崩れて入口を塞いだと携帯ニュースで放送されていた。
ショッピングモールの中の人に怪我人はいない。奇跡のような状況だなこの展開は。
「世界の罰する力…ですよね?」
「おそらくな」
でなければ俺達二人のみが孤立しているのはどうみてもおかしい。
「とにかくこれが世界の罰する力なら他の人が亡くなることはないのは安心だ」
「そうですね。とにかく警戒しながら進みましょう」
俺達は二つあるうちの東の出口を目指した。(後で知ったとだが店員は西の出口に客を誘導したらしい)
「見事に塞がっていますね…東の出口」
「…そうだな。おまけに人をほとんど見なかったな」
「あっ!でもあちらから声が聞こえます」
友木がそちらに向かおうとした瞬間、東の出口を塞いでいたでかい岩が友木に向かって倒れてきた。
「友木!避けろ!」
俺は周りを見回していたため友木とは少し距離がある。このままでは俺が間に合っても二人とも潰されるだけだ。普通なら一貫の終わりだ…普通なら。
「人間なめんなよ!世界さんよぉぉぉ!」
俺は余裕で友木の元にたどり着き、拳で岩を粉々に砕いた。
「修行したかいがあったな。大丈夫か友木?」
「はい…今のが他の次元で身につけた力ですか?」
「ああ。とにかくここを出よう。こうなったら俺が道を作る」
俺は出口を塞ぐ岩を砕いて進んだ。
「これが最後の岩盤っだ!…これでよし。脱出するぞ」
「さっき聞こえた声の人はどうします?」
「出口は作ったんだ。放って置いても問題ないだ
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