5話
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世界が何か足りないものを求めるようになることから発生する」
「そこに世界の求めている転生者を送ると世界が安定するということですか?」
「そうだ。しかし、どんな転生者をその世界が求めているのかは解らない。だから、様々なタイプの転生者をその世界が一度に受け入れる限界数送るのだ」
この世界の場合は一度に送れる限界数が10人ってわけか。
「因みに貴様逹の世界は現在弱まってこそいるが安定した」
それなら今後、転生者が増えることはないんだな。俺達みたいな力のない転生者がこれ以上増えないのはありがたい。
「なるほと納得しましたよ。ありがとうございます神様」
「他に質問はあるか?」
「……ありませんね」
俺達が何なのか解ってすっきりしたよ。
「では最後に、私を楽しませくれた褒美を授けよう」
「楽しませた?」
「お前が行なった罰をはね除ける行為は、滅多に起きることではないのだ。あれはなかなかに楽しめたぞ。その褒美だ」
「まぁ、貰えるものは貰いますけど、大丈夫なのですか?世界の力が弱まっているとはいえ、そんなことして」
世界が反発しないのか?
「問題ない。褒美といってもお前の持っているものに干渉するだけだ。この程度なら反発は起こらん」
「持っているもの?」
「大したことではない。一つは貴様の停止しているリンカーコアをあと一週間で復活するようにしよう」
リンカーコアの復活か…復活して損はないな。
「もう一つは貴様が手に入れた次元移動系のロストロギアの使い方を貴様の頭に流し込んでおこう。おまけとしてロストロギアを使って転移しても魔力反応がでないようにしよう」
これはかなりありがたい。これで次元世界を渡ることができる。
「感謝します神様」
「気にするな褒美だからな…それではな、達者に暮らせ三河 夕よ」
その言葉を最後に俺の意識は薄れていった。
目が覚めると朝だった。俺は布団から出るとしまっておいた次元移動系ロストロギアを手に持つ。 神様のいう通り、使い方や注意事項が解る。
「これがあれば…よし!」
俺は一つの決断をする。
俺は両親に大切な話があるので朝食を食べたら時間を作ってくれる様に頼んだ。二人はすぐに応じて時間を作ってくれた。
「それで、大切な話とはなんだ?」
「…実はこの間の男から奪ったこの次元移動系のロストロギアを使って次元世界を旅したいんだ 」
両親には、今後も何かしらの事件に巻き込まれる予感がすること、次も無事でいられる保障ないこと、ただそれを普通に生活して待つのは嫌であること、どうなるか解らないならいろんな世界を見て見たいと思ったことを伝えた。
父は真っ青になり、母に至ってはどうしてうちの子がと涙を流し始めてしまった。二人に一
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