5話
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んてない。なのにあなたは謝罪した。頭こそ下げていないが、声には謝罪の念がしっかり感じらました。あなたは人格者だ。 そんなあなたが命に関わる内容を伝えないとは考えられない。なら後は簡単だ。あなたは伝えられなかった、もしくは知らなかった考えるのが自然」
「クックック、よく頭が回るようだな」
「死にかけてから、いろんなことを考えるようになりましたから」
「そうか………貴様のいう通りだ。私逹、神は罰の内容を転生者に教えてはならないのだ」
「神なのに?それに今の説明からすると神は複数いるのですか?」
「そうだ。そもそも神とは平行世界同士が互いに干渉しないように管理することを仕事とする存在だ。一人の神が100ほどの平行世界を管理している」
「けっこう多いですね」
「そうだろ。これでも忙しい身なのだ。管理を怠るとすぐに平行世界同士が干渉し合おうとするのだ。しかし、我々の仕事は管理することのみで余程のことがない限りは世界に干渉することができない…情けないことだかな」
神が自嘲するように笑う。
「なら何で俺とあなたはここで話せているんですか?」
その話が本当なら俺と話も出来ないはずなのだが。
「貴様が世界の罰をはね除けたことで世界の力が一時的に弱まっているのだ。
「…それ大丈夫なんですか?」
「問題ない。3年ほどで元に戻る…それと同時に転生者を罰する力も戻ってしまうがな」
また、復活すんのかよその力。ということは俺逹に残された時間も約3年か…。
「今のうちに生き残った転生者に伝えておけ。どんな形でも原作キャラと関わっておけとな」
「解りました」
「こうして貴様と話すことはもう出来ないだろう。だから今のうちにお前の質問に答えてやろう。何かあるか?」
質問か…。
「なら一つ。俺逹、転生者はなぜ存在するんですか?」
神は基本的に管理している世界に干渉できない。俺達を転生させることも干渉に繋がる行為のはずだ。
「答えよう。転生者はその世界を安定させるために必要なのだ」
「安定?」
「先ほど、我々の仕事は、平行世界同士の干渉を防ぎ管理することだといったが、実は小さな干渉は頻繁に起きているのだ…お前逹の元いた世界にこの世界、リリカルなのはの原作が存在するのはその干渉が起きた結果なのだ」
マジ?ということは俺達の元いた世界にも何かしらの物語があり、その原作が何処の平行世界にあるかも知れないってことか?
「その通りだ。両者の世界の存在に関わりのない小さな干渉は起きている 。あってもなくても困らない小さな干渉だ。しかし、そうした小さな干渉が連続して起こると極稀に一つの世界が不安定になることがある。放っておくとどうなるか解らない。そこで転生者を送るのだ。世界が不安定なのは連続した小さな干渉により、
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