魔法都市にて、思いは渦巻く
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、パラゴーネは路地裏から密かにグレイに目を向ける。
紅蓮の瞳を炎のように燃やし、憎々しげに呟いた。
「待っていなさい、グレイ・フルバスター・・・必ずお前を駆逐する」
だが、天秤宮を司る少女の本当の標的は、彼ではない。
そしてそれを―――――狙われてるグレイは知らない。
「遂に来てしまったんだね・・・アルカンジュ」
宿から出てきたアルカを見下ろしながら、エストが呟いた。
その目には深い愁いがあり、その表情は悲しそうに見える。
「出来る事なら、お前とは戦いたくないんだよ・・・」
ぐっと拳を握りしめ、エストは呟く。
そして、祈るように空を見上げた。
「お願いだ・・・私とアルカンジュを戦わせないでくれ」
“魔法都市”フルールで、様々な思いが渦巻く。
愁い、憎しみ、怒り、喜び、驚愕―――――――。
数々の思いが渦巻く中―――――――――――
妖精と欲望と道化は、静かに、確かに、敵対していく。
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