4話
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骸で発見されたのだから。
「おそらく、次元移動系のロストロギアを使ったのだろう。目的は不明だが、この男が殺傷設定の魔法で5人の人間を殺害したことがわかっている」
え?…人を…殺した…僕の逃がした犯罪者が…僕のせいで無関係の人が…僕が逃がしたりなんてしなければ…僕がコロシタモドウゼ「剣!」
誰かに強く肩をたたれた。
「ザフィーラ…さん」
「確かにこの男を逃がしたのはお前の失態だ。だがこの男が犯した罪をお前が背負う必要はない。だから堕ちてくれるな」
ザフィーラさんの言葉に僕の心を覆い掛けた黒い靄が薄れる。
「納得できないのは解る。自分が許せないのも解る。だがそれでお前が堕ちてしまっては殺された人達が浮かばれない。この事件を糧として前に進め。それしか彼らに償う方法はない」
僕は…堕ちてはいけない。彼らの為にも。
「ありがとうございますザフィーラさん。もう二度とこんな事件を起こさせないように努力します!」
剣が立ち直ったことで場の空気がすこし明るくなる。
「ああ、その意気だ」
クロノ提督の説明に戻る。
「この男は感知を妨害するロストロギアを持っていたそうだ」
「なるほど、だからあたしらが魔力に気づかなかったのか」
ヴィータが理解したようにうなずく。
「だが…私達の町で私達の町の人が5人も殺されたのも事実…受け止めなければならい現実は重いな」
シグナムの言葉に皆が神妙にうなずく。 気づかなかったなど言い訳にはできない。自分逹は海鳴の町にいたのだから。
「過去を悔やむのはいいが悔やんでばかりはいられない。それに本題はここからなんだ」
本題…そうか!
「この男が亡骸で発見されたということは、それを倒した人物がいるということなる!」
「そうだ。それにこの男が持っていたと思われる 次元移動系のロストロギアが見つかっていない。倒した人物が持ち去ったと考えるのが自然だ。君逹の任務はその人物を探し出して、ロストロギアを回収ことだ」
「クロノ提督、男の死因は?」
シャマルさんが代表で聞いてくれる。
「魔力で強化した腕で胸を貫かれていた」
「そうなるとAランクと同等かそれ以上の魔導師ってことになりますね」
「ああ、ただ魔力コントロールしだいで格上を倒すことも可能だ。念のためBランク魔導師も視野に入れて探してくれ」
「「「「「「「わかりました」」」」」」
僕逹の犯人探しが始まった。よし、くよくよしてばかりはいられない。絶対見つけるぞ。
剣side 終了
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