暁 〜小説投稿サイト〜
【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
闖入劇場
第八三幕 「デート・オア・アライブ」
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でよー!」
「コラ、ガキンチョ共!一夏はアタシの服選びに付き合って来てんのよ!さぁカート持って!次はあっち行くわよ!」
「へいへい分かりましたよお嬢様・・・」
「お嬢様・・・・・・『鈴お嬢様、お召し物をお持ちしました』とか言わせて着替えさせてもらったり!?キャー!駄目よ一夏ぁ♪」

ずぱーん!!照れ隠しの鈴ビンタが一夏の頭部に会心の一撃!

「へぐぉッ!?」
「そんなまだ早すぎるわ!えへ、えへ・・・で、でも一夏がそうしたいんならアタシ・・・」
「く・・・お、おまえ、そんな細い腕の何所にそんな・・・ガクッ」

一夏は倒れた!
リザルト・・・経験値+20 羞恥心−5 妄想力+10 世間体−30
ファッション力+5 女子力+10 好感度−50

「あー、完全にトリップしてるねあのお姉さん」
「こりゃお兄ちゃんの将来は大変だねぇ・・・」

悟ったような表情をする少女たちと殺虫剤を喰らって力尽きかけているGのように足を痙攣させて倒れ込む一夏に気付かず、鈴の妄想はその後数分に(わた)って(はかど)ったという。



 = =



映画「超英雄作戦」は原作がテレビゲームであり、簪とユウはともかくつららと癒子はその内容をあまり知らない。そのため現在彼女たちはパンフレットを読んで必死に内容を読解中である。

「ふむふむ。つまり沢山のヒーローと沢山のヒールが集まってのどんちゃん騒ぎですか!」
「参戦元がマニアックすぎて殆ど分かんないんだけど・・・えっと『企業戦士ブラックライド』、『流星の騎士グンダム』、『ウルティマセブン』を中心にいろんなシリーズのキャラが・・・」
「大丈夫・・・分からなくても、最低限説明は・・・してくれる」
「ま、見た方が速いんじゃないかな?現に僕も特撮方面はそこまで詳しくなかったしね」

そう言いつつもユウは一緒に映画を待つ皆を見た。
右に簪。私服を見るのはさり気に今日が初めてである。清潔感のある白いブラウスに青のショートパンツに眺めのブーツ。特別アクセサリの類はつけていない大人し目の格好だが、脚のラインが綺麗に見えるためか割と周囲の注目を集めていた・・・主に道行く女性に嫉妬の目線で。

左には今回何故か簪に対抗意識を燃やすつらら。小さな花柄の入った白ワンピースにオレンジチェック柄のカーディガン。低めのヒールサンダルのかかとを地面につけて足を伸ばしている。青髪より水色の髪が目立つ所為かそこまででもなかったが、それでも結構な注目を浴びていた。・・・理由の半分くらいはつららの声が大きいせいではないかと思うが。

そしてそんなつららとユウの隣を巡ってのじゃんけんに敗れた癒子。白い英文とハートマークがプリントされた黒のキャミソールの上から肩掛けカーディガンに、薄いブラウンのパンツ。足に
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