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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
闖入劇場
第八三幕 「デート・オア・アライブ」
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うやって水着買いに来たんだし!!」
「その代金を俺に払わせる罰ゲームじゃなきゃもう少し気が楽なんだが・・・」
「何言ってんのアンタ。国から金貰ってんだからそれ位安いものでしょ?」
「そりゃそうだけどさぁ・・・えーい、もういいや!こうなったら俺も金使って色々買ってやる!!」
ヤケクソ気味にお金の浪費宣言をした一夏だが、大声を出したせいで周囲に注目されていることに気付いて顔を赤くしながら縮こまる。相も変わらずガキっぽいな・・・まぁそこが可愛くもあるけど、と鈴はニヤニヤしながら一夏を連れて――ちゃんとそこに存在したショッピングモールへ突入していった。
= =
一夏としては。午前中の内に買うものを全て済ませてコインロッカーにでも放り込み、その後の時間は適当にぶらぶら遊んで気に入ったものを購入位に思っていた。それほど辛い事とは思っていなかった。だが、そこには誤算があったのだ。
「流石日本、子供用でも結構お洒落なのがあるわね・・・」
「・・・なぁ」
「お?こっちのキャミソールのほうが可愛いかな?どっちにしよっかなー・・・」
「・・・なぁ、鈴」
「あ、これも可愛い!ちょっとヒラヒラ多いけど」
「なぁ、鈴ってば」
「あ、一夏〜!こっちとこっち、どっちが似合うと思う〜?」
「え?えっと、左の方がすっきりしてていいかな・・・じゃなくて!」
じゃあこっち、と買い物かごに服を放り込む鈴に一夏が突っかかった。声を荒げた一夏を鈴は胡乱気な目で見る。
「あによ」
「俺は!いつまで!お前と一緒に子供服売り場に立ってりゃいいんだよ!!」
そう、一夏の誤算。それは――女の買い物は長い、というたった一つの認識を思い出すことが出来なかったことである。しかも子供服売り場。何故子供服売り場かと言うと、鈴の体格が小柄過ぎて女性子供服が最も丁度いいサイズだからである。
子供服と鼻で笑うことなかれ、最近のファッションの発展は子供服売り場でも起こっており、雑誌に載るような洒落た子供服だって多く存在するのだ。中国では手に入れるのに苦労するのか、既に鈴が購入を決めた衣服の量は買い物籠2つ分に達しようとしている。
「なによー!罰ゲームなんだから待つのは当たり前でしょ?」
「う・・・そりゃそうだが」
確かにこれは大した罰ゲームだと一夏は内心納得した。周囲からは「似てないけど兄妹かしら?」とか「やだ、ひょっとしてロリコン?」とかあることない事ひそひそと言われまくり、同じく子供服売り場にいるませた少女たちは鈴が目を離した隙に足元に寄ってくるわで精神的にかなりの疲労だ。今も元気いっぱいの小学生少女たちが一夏のズボンのすそを引っ張っている。
「ねえねえ、お兄ちゃんこの服どう思う〜?」
「ねーねーおにーさんアタイの下着選ん
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