3話
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して全員、原作に介入していない人物。だから高町達も騒がない。知り合いではないのだから。
《一つ一つの世界には条件があり、その条件を見たさないものを廃する力を持っている》《世界はただ廃するだけでなく、条件を満たすチャンスを与える。それに反した者のみに廃する力を振るう》《しかし、力には限界があり、それほど強いものではない》
神が転生前に言っていた言葉だ。
条件とは原作介入。チャンスとは巻き込まそうになる切っ掛け。力の限界とはこの男の魔力(恐らくAランク) 原作にまったく介入しておらず、与えられたらチャンスから逃げたAランク魔導師の戦闘力を下回る転生者を世界は廃することができる。つまり弱い転生者は原作に介入しないとこの世界では生きられない。
全身傷だらけで体に力も入らない。納得するしかないのか?………………………………………………………………………………………………………………………………………………無理だな。納得出来るわけがない。
そう思った瞬間、夕の心に激しい怒りの炎が生まれた。
「ふざけんな!」
「なっなんだガキ」
怒鳴り声と共に立ち上った夕に驚き、収束した魔力が霧散する。
「条件を満たさないものを廃する力だと!弱いものは自由に生きられない世界だと!世界に生き方を決められるために俺達は生きてるじゃない!」
「なっ何を言っている」
夕の凄まじい怒気に腰が引けている男。
夕は凄まじい怒気を男にぶつけながら発した。
「そんなに消したいなら、テメーが消えろぉぉぉ!」
限界突破フルドライブ
怒気に満ちた声と共に夕の魔力が爆発する。魔力がAランク並みにはね上がり、全魔力を纏った拳が男の胸を貫いた。
「…ば…かな…こんな雑魚に」
それが男の最後の言葉だった。
「はぁはぁはぁ…とにかく家に…帰る…」
体を引きずりながら家に向かおうと動きだそうとしたところで不意に振り返り、少し考えた末にもう一度男に近づいた。
「これは…もらって…いく」男の持っていた次元を渡るであろうロストロギアを奪い、家に帰った。
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