3話
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こいつイカれてやがるな。
「だがよ。流石にそこらにいる奴を手当たり次第にやってたら切りがねぇ…そこで最初はある条件を満たした奴から殺ることにした」
ある条件?
「リンカーコアを持つ奴から殺ることにしたのさ!実際リンカーコアを持つガキを5人殺った。一人取り逃がしたがな」
「なっ!」
確かに殺された知り合いも襲われた友木も俺よりさらに小さいがリンカーコアを持っていた。ヴォルケンリッターすら魔力が少なすぎて狙わなかったくらい小さなリンカーコアだ。さすがに考えなかった。こいつはそれを目印にして友木達を襲ったのか!?そんな見分けかたじゃ、無関係の人間を何人も巻き込む。狂ってるってレベルじゃない!
「そんな…ことしたら管理局が…動くぞ」
「ほぉ〜管理局を知っているということは神谷 剣の親しい友人ではないが魔法関係者ではあるようだな…だがその考えは外れだ。管理局は動きはしない。ここが管理外世界でこの事件に魔法が関わっていないと上が判断した場合はな」
そういうことか!管理局は基本、管理外世界には干渉しない。魔法やロストロギアが関係しているならともかく、魔法が関わっていない事件にいちいち局員や嘱託魔導師が動いていたら、その世界の政府に存在を気づかれかねないからだ。そして今の世間を騒がせている大きなニュースで人が消えてもおかしくないのは海外の誘拐グループの日本上陸。
「あの事件を…隠れ蓑にしたってのか…だがどうやって」
「偶然だ。犯人グループを見つけてな。魔法を見せてやったら勝手に心酔してくれたよ。後は奴らに海鳴市の近くですこしだけ動いてもらえばいい」
そうすれば人が消えても誘拐グループに拐われたと考えられ、警察は必死に誘拐グループを探す。管理局は存在を知られないようにするため動けない。よく考えられてやがる。もし誘拐グループがいなくても人が消えても不自然じゃない事件をこの世界の人間に起こさせればいい。魔法を使えば少人数の犯罪者くらいなら、心酔させて操れる。なんせ、この世界の人間にしてみれば魔法は神秘の力なのだから。
「さあ、冥土の土産話は終わりだ。恨むなら俺を逃がした神谷 剣を恨むんだな」
男がデバイスを振り上げ魔力が集める収束魔法だ。
ここで…俺の人生は終わりか…走馬灯は………見えないな、だがこの事件に偶然が重なりすきている。走馬灯の代わりにこの事件について考えてると妙にクリアな思考で考えてられる。こいつは神谷 剣の友人を殺して絶望に叩き込むことを目的としている。そして偶然この第97世界に渡る手段…恐らくロストロギアと魔法を隠すロストロギアを偶然見つけた。そしてこの世界で偶然誘拐グループを手なずけた………ありえない。そして襲われたのは俺も含めて7人。リンカーコア持ち、予想だが全員、転生者。そ
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