ラジエイトゲート〜
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ちゃ足手まといだ。
「・・・で、アリエッタに・・・バレた?」
『ずっと看病してたッス』
「あっちゃー・・・」
俺が怪我した・・・なんてアリエッタからしたら心配以外の何物でもない。
「あー・・・撫子も怒るだろうし・・・どうし」
ガチャ
「咲さん、目が覚め・・・って何やってるんですか?」
俺は反射的に正座をしていた。
「・・・この度は多大な無理をしたことを心より反省致しますので、どうか寛大なお心で処罰を・・・」
「・・・ぷっ、はははは、何ですかそれ」
撫子が笑って溜め息を吐く。
「別に怒ってはいませんよ。それより、皆さん待っています」
「あ、ああ」
「・・・体は大丈夫ですか?」
「ん。もう回復した」
自分自身もこの回復速度はビックリだ。
「いっそ速度と防御捨てて攻撃特化にしようかな・・・」
『無意味ッス』
「・・・最近うちのリパルが反抗期なんだけど」
「咲さんは常に反抗期じゃないですか」
「ぐ・・・」
何も言い返せない。
「・・・と、とにかく行こうぜ」
俺は部屋から出てみんなと合流しようとした時・・・なんか騒いでいた。
「アニス、大変だよ!大変!」
「ど、どうしたの?フローリアン」
「いたずら悪魔がいないんだ!」
「どうしたんだ?」
「サキ、もういいのか?」
ガイの言葉に手を振りながら言う。
「生憎、頑丈さが取り柄でね」
「しかし・・・いたずら悪魔とはなんですの?」
「悪魔ならここに一匹凄いのが・・・」
「何か?」
ルークがちらりとジェイドを見る。
「・・・“いたずら”なんて可愛らしいもんじゃねえな・・・」
その時、パメラさんがやって来た。
「・・・あらあらあら!アニスちゃん、丁度いいわ」
「ママ。どうしたの?」
「実はね。身寄りのない子供達の為に劇をすることになったんだけど、意地汚い、いたずら悪魔の役が熱を出してしまったのよ」
「おや、アニスにぴったりの役どころじゃないですか!」
「大佐・・・それって失礼じゃありませんか・・・」
「それに、ユリア役の人も連絡がつかなくて・・・」
「だったらティアがやればいいんじゃね?」
「わ、私は無理よ。人前で演技する自信がないわ」
ルークの発言にティアは拒否する。・・・その時だったのだ。撫子が直下型爆弾を落としたのは。
「だったら咲さんがやればいいんじゃないですか?」
「はぁ!?」
「おお、それはいいな」
「私は以前見られませんでしたしね」
「ちょちょちょ、ちょっと待て!ユリアって女だろ!?」
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