暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
最後の戦〜
[7/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「ユイちゃん?これ・・・」

「ただの透き通った水色のプラスチックにしか見えないんだが・・・」

「これはかさばらないようになってるだけです!耳に当ててください」

咲が指先で掴み・・・耳に当てる。すると・・・

カシャン

「おおっ!」

変形し、よくドラマのSPとかが付けてそうな無線機に変形する。

「すげぇな、これ。性能は?」

「保証済みです!今回のフィールド全てに届くようにしてあります!」

「でも、なんで無線機なのよ?」

リズが聞くとユイが更に何かを取り出す。



「お、ミラージュ・スフィアじゃねえか」

「リョウコウ、なんだよそれ?」

一刀が聞くとリョウコウは返事を返す。

「おう、コイツは・・・まぁ3Dでマップが見られる。・・・くらいに考えてくれや」

俺は口を挟む。

「でもユイ。ここはアインクラッドじゃないぞ?それは・・・」

「これも改良済みなんです!どうぞ!」

ユイがミラージュ・スフィアを機動させると・・・ここの当たり一面のマップが表示され、しかも俺たちの軍にマーカーが付いていた。

「なるほど、本来なら一手間かけて伝令を通さなければ戦況はわかりませんが、これを使えばそれを解消できる、と」

「その通りです、ヒューバートさん!」
一刀が軽く手を挙げる。

「取りあえず、見知らぬ人が殆どだろうから、紹介するよ。亞莎はみんな知ってるよな?」

全員が頷く。

「よし・・・朱里、雛里、おいで」

「は、はい!」

「はひっ・・・!」

二人の少女が前に立つ。

「はわわ・・・」

「あわわ・・・」

「二人とも落ち着いて。自己紹介を」

「はい、ご主人様!わた、私は諸葛孔明です!」

「鳳統・・・です」

『・・・っ!?』

朱里達を知らず、三国志を知っている人は目が点になる。一刀はそれを見て苦笑する。

「あはは・・・確かに信じられないかもしれないけど、この二人はちゃんと歴史に伝わってるあの有名な軍師だよ」

「・・・」

SAO組は唖然、なのは組は苦笑。三国志を知らないグレイセスとアビス組は特にリアクションなし。

「まあ、気持ちはわかるよ。一応言うと俺の後ろにいるのは蜀の五虎将軍・・・っていえば伝わるかな?」

更に唖然とする面々。一刀はそこで咳払いをする。

「とにかく、プランとしては朱里たち軍師がそのミラージュ・スフィアで策を立てて、ユイちゃんがみんなにリアルタイムで指令を出す・・・でいいのかな?」

「はい、その通りです一刀さん!」


「なんか他人行儀にされた気分だ・・・」

「キリト君も“カズト”だもんね」


キリトが頭を掻き、それを
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ