最後の戦〜
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「ユイちゃん?これ・・・」
「ただの透き通った水色のプラスチックにしか見えないんだが・・・」
「これはかさばらないようになってるだけです!耳に当ててください」
咲が指先で掴み・・・耳に当てる。すると・・・
カシャン
「おおっ!」
変形し、よくドラマのSPとかが付けてそうな無線機に変形する。
「すげぇな、これ。性能は?」
「保証済みです!今回のフィールド全てに届くようにしてあります!」
「でも、なんで無線機なのよ?」
リズが聞くとユイが更に何かを取り出す。
「お、ミラージュ・スフィアじゃねえか」
「リョウコウ、なんだよそれ?」
一刀が聞くとリョウコウは返事を返す。
「おう、コイツは・・・まぁ3Dでマップが見られる。・・・くらいに考えてくれや」
俺は口を挟む。
「でもユイ。ここはアインクラッドじゃないぞ?それは・・・」
「これも改良済みなんです!どうぞ!」
ユイがミラージュ・スフィアを機動させると・・・ここの当たり一面のマップが表示され、しかも俺たちの軍にマーカーが付いていた。
「なるほど、本来なら一手間かけて伝令を通さなければ戦況はわかりませんが、これを使えばそれを解消できる、と」
「その通りです、ヒューバートさん!」
一刀が軽く手を挙げる。
「取りあえず、見知らぬ人が殆どだろうから、紹介するよ。亞莎はみんな知ってるよな?」
全員が頷く。
「よし・・・朱里、雛里、おいで」
「は、はい!」
「はひっ・・・!」
二人の少女が前に立つ。
「はわわ・・・」
「あわわ・・・」
「二人とも落ち着いて。自己紹介を」
「はい、ご主人様!わた、私は諸葛孔明です!」
「鳳統・・・です」
『・・・っ!?』
朱里達を知らず、三国志を知っている人は目が点になる。一刀はそれを見て苦笑する。
「あはは・・・確かに信じられないかもしれないけど、この二人はちゃんと歴史に伝わってるあの有名な軍師だよ」
「・・・」
SAO組は唖然、なのは組は苦笑。三国志を知らないグレイセスとアビス組は特にリアクションなし。
「まあ、気持ちはわかるよ。一応言うと俺の後ろにいるのは蜀の五虎将軍・・・っていえば伝わるかな?」
更に唖然とする面々。一刀はそこで咳払いをする。
「とにかく、プランとしては朱里たち軍師がそのミラージュ・スフィアで策を立てて、ユイちゃんがみんなにリアルタイムで指令を出す・・・でいいのかな?」
「はい、その通りです一刀さん!」
「なんか他人行儀にされた気分だ・・・」
「キリト君も“カズト”だもんね」
キリトが頭を掻き、それを
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