最後の戦〜
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あっちこっちに手を出してたように見えたか?」
「ちょっと違うかも。・・・だって、ハクは・・・」
「ハク?」
「うん、ハク。本当は琥珀って言うけど、大体みんなハクって呼んでて・・・アタシの弟で、すい・・・馬超さんと父さんの子供」
「そう・・・か・・・悪い、やなこと思い出させたな・・・」
「ううん、平気。それよりも、父さんには聞いてほしいんだ。せめて・・・アタシ以外の人が覚えていてくれるために・・・」
「・・・わかった」
「アタシはね、次女なんだ。詠さんの子供の朔お姉ちゃん。妹で霞さんの子供の茜さっき言ったハク。魏延さんの子供で弟の蒼馬で・・・ソウって呼んでた・・・かな」
「・・・確かに覚え・・・まて、魏延?」
「え?うん」
「魏延って・・・焔耶だよな?」
「そうだけど・・・」
「・・・」
まて、それって・・・え?本当に?
『多分、間違いないんじゃないッスか・・・?』
「マジか・・・てことは俺、焔耶も傷付けてたような・・・」
ああああ、今考えれば心当たりがぁぁぁ・・・
「あ・・・も、もしかしてアタシ、余計なこと言った・・・?ごめん、父さん・・・」
愛依がしょぼんとしてしまったので俺は慌ててフォローする。
「い、いや愛依は悪くねぇって。・・・ったく、俺と恋の娘ならもっと堂々としてろって」
「仕方ないよ・・・これでもマシになったんだよ?椿が友達になってくれなかったらアタシ・・・多分引きこもりになったかも・・・」
「それは嫌だな・・・」
娘が引きこもりになったら泣くわ。
「さて、そろそろ行くか」
「うん。父さん、アタシも父さんの部隊で戦っていいよね?」
「ああ。一緒にアイツをぶったおそうぜ」
「うん!!」
さぁて・・・やるか!
亮〜
・・・紫に指定された位置に俺達は集う。そして将と副将は本陣に呼ばれた。
「皆さん、戦前にすみません」
「別にいいけどよ、俺やシィ、剛鬼の旦那まで呼ぶなんてどうしたんだよ?」
リョウコウの言葉に答えたのは・・・ユイだ。
「それは今から説明します、リョウコウさん」
ユイの言葉にリョウコウは小さく「リョウコウさん、ねぇ・・・」と呟く。元の世界では別の呼ばれ方なのだろうか。
「みなさんにお渡ししたいものがあるんです」
そう言ってユイはせっせと何かを並べ始める。
「これは?」
「これはわたしが設計して様々な世界の皆さんのご協力で作った・・・無線機です!」
それにアスナとキリトが首を傾げる。
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