決意のH・壊されたくない日常
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吉…ちょっと話がある。」
「?……なんだ?」
そして、宗吉をリンディから引き離し店の隅で話をはじめる男…。
「おまえさ……リンディちゃんとは?」
「は…?」
「まさか、進展なし?」
「進展も何も俺はリンディとはそんな仲じゃ……」
「おいおい…クライド死んでもう、十年近いぜ?リンディちゃんも寂しいだろうし…」
「しかし……」
「しかしも屁も糞もねえよ。こんなことを言いたか無いが死人は死人。生き返ることは無い。だがな、お前とリンディちゃんは生きているんだ。」
「…」
「…宗吉、かっこつけて自分の思いから逃げるなよ。今でも好きなんだろ…?リンディちゃんのこと……」
カランカラン…
「「「お邪魔しま〜す!!」」」
「「!!」」
その時、鳴り響く来店を知らせるベルが鳴り響き驚く男2人は驚く。来店してきたのはなのはとフェイト…そして、グロッキーになったフィリップを引きずる翔子であった。
「あ、んじゃ俺帰るわ。」
「オイ…!」
それに気がつくと男は宗吉を置いてそそくさに去っていく…。珍しく焦りの表情となる宗吉だが、リンディや子供たちが奇妙なものを見る視線を送ってきたので彼は帽子を深く被り直しごまかした。
「宗吉おじさん…あの人は?」
「あ…ああ……昔の仲間さ。」
翔子は不思議そうに首を傾け訊ねたが、宗吉ははぐらかしてまともに答えなかった。
(自分の気持ちから逃げるな…か。余計なこと言いやがって………)
その後、彼は心配そうにするリンディをしばらく直視出来なかったという…
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八神家…
それは翠屋から翌日の早朝のこと。
広い屋上で木刀の撃ち合いが行われていた。シグナムと隼人である。
「うおぉぉぉ!!」
「はああああ!!」
木刀とはいえ、かなり両者熱が入っており圧巻するような空気が充ちている。
「隼人!また、腕を上げたな!!」
「ありがとうございます。」
「ふむ……そろそろ朝飯だ。切り上げよう。」
2人はやがて、木刀を壁に立てかけ屋内の階段へ降りていく…。そして、明るいリビングにははやてとヴォルケンリッターたちが勢揃いしていた。
「遅いで、隼人くん。そろそろ呼びにいこかと思ってたんよ。」
「…すまない。」
「シグナムもきぃつけてや。」
「申し訳ありません。主、はやて。」
「それじゃ、皆席についたし…ほな…」
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