Sの過去・和解と強化
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でいた。
「良かった…」
また、フェイトも安堵しホログラムの中にある自身の相棒を見る。
「良かったじゃん、なのは!」
「うん!」
「だが……直したところで今のお前たちでは勝てないだろうがな。」
「「「!」」」
翔子も一緒になって喜ぶが、それに釘をさしたのは宗吉であった。
「理由はその身でよくわかっているはずだ…。」
「「…」」
反論出来なかった…。なのははあの鉄槌を使う少女、ヴィータに歯が立たずフェイトは仮面ライダーアクセルに瞬殺された。直したところで、前回とステータスは変化しない。同じ結果になるのは目に見えている…。
落ち込む2人だが、それを察し宗吉が声をかけた。
「…そう、落ち込むな。別にお前らをイジメに来たわけじゃない。プレゼントを持ってきた。」
「「プレゼント?」」
「ジゲン!」
『オーライ。』
宗吉の指示により腕時計型の待機形態であった彼のデバイス、ジゲンがホログラムを宙に投影する。フェイトはすぐに何なのか分かった。
「バルディッシュにレイジングハートの強化プログラムプラン!?」
「そう…俺や奴らと同じ『カートリッジシステム』を組み込んだプランだ。これで、同等に張りあえるだろうがその分、リスクが伴う。」
カートリッジシステム…
魔力を溜め込んだ弾倉にあたるパーツをデバイスに組み込み、それをロード…つまり、消費することで爆発的に戦闘能力を上げるシステム。だが、まだ不完全なシステムであるため肉体への負担が大きいというリスクがある。
「どうするかはお前ら……」
「「やります!」」
「即答…流石、翔子の友達なだけある。」
こうして、技術研に無理矢理とも言える依頼だったが、晴れて彼女らのデバイスの強化プランが実行されることになったのである。
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さて、デバイスの修復と強化が行われている間どうするか…数日もかかる間になのは達にもやることがある…。
それは…
海鳴市…
F高級マンション…
「フェイトちゃ〜ん、この荷物運ぶね♪」
「ありがとうなのは。」
そこには引っ越し業者…に扮した管理局員とフェイトらが荷物をマンションに運びこんでいた。
ここで起きている事件の捜査本部がここに置かれることになったためである。さらに、フェイトやハラオウン一家もここに滞在することになり、なのはも上機嫌だ。
「情けないわね、フィリップ。」
「ぐへ…」
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