Lが語る・過去の記憶と傷
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とを負い目に感じてるなら止めておけ。それこそ、お前の幸せが壊れかねないぞ。」
「はは…半分当たりだが…息子や妻にそんな情けない男でいたくない。これは俺の……男の意地だ。」
クライドは宗吉の失敗したガイアメモリ捜索任務の指揮をとっていた…。彼は執務官という役職上、圧力には耐えれた。それに管理局は万年の人手不足。ましてや、執務官となるほどの人材でまだ若い彼を手離す訳が無い。
だが、宗吉は所詮はどんな功績を持とうと一介の隊員…。邪魔になれば切り捨てるのは簡単だ。
「そうか……」
「宗吉…出来ればこの後も俺に力を貸してほしい。」
「……………無理だな。」
「どうして!?」
クライドの覚悟を聞き、頷く宗吉。だが彼はクライドの願いを拒絶した…。
「それはこれから俺は……お前の願いを踏みにじることになるからだ…。」
何を言っているかクライドには訳が解らなかった…。宗吉はそんな彼の心理を察しながら懐の入っている『ソレ』に意識を向ける…。
その時、
Biiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii!!!!!!
【緊急事態発生!緊急事態発生!第1ランク護送室にて異常が確認…。総員速やかに……】
突如、警報が鳴り響き廊下に赤い非常点滅灯が灯る。
「異常!?まさか、闇の書の暴走か!」
「宗吉、いくぞ!デュランダル…セットアップ!」
「いくぜ、ジゲン!」
『『オーライ、マスター!』』
2人はこの非常事態にも動じず、それぞれのデバイスを起動し異常が発生した第1ランク護送室へと血で濡れたような光で包まれた廊下を走り向かった……。
つづく…
TSUDUKU…
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