五話
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く。周りには風がまるで結界を作るように逆巻いている。
武具と一体になったような感覚。久しく感じていなかったな。
それから俺は暫くの間修練を続けていた。
※ ※ ※
一通り修練を終えると俺は視線の方を見た。そこには始めてから数分後から俺を見ている者がいた。ポニーテールの髪に腰の刀。どうやらこの前帯刀していた少女のようだ。
「すまないな。ここは君の場所だったか?」
「いや、大丈夫だ。私の場所という訳ではない」
「では帰るとしよう」
「まってくれ!あれほどの動き、あなたは今はもう少ない誇りある武人なのでしょう?あなたの名前は知っているが正式に名乗りたい」
「誇りか……。そんな大層な物は持ち合わせていないが構わんよ、俺の名はホムラだ」
「私の名前は篠ノ之箒だ」
篠ノ之……束と同じ名前か。
「では帰るのでな。さらばだ」
今度こそ俺は帰った。
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