第五章 StrikerS編
第百五十九話 『決戦(3) ゆりかご内部侵入』
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かったよ…。それじゃ飛行魔法だけに魔力を注ぐことにする」
渋々だがヴィータは従った。
「さ、というわけで進むわよ!」
「「おう(はい)!」」
それで三人はゆりかご内を進んでいった。
◆◇―――――――――◇◆
Side ヴィータ
今、あたし達は向かってくるガジェットを倒しながら進んでいる。
と言っても主に撃墜しているのが、
「はぁっ!」
「えいっ!」
シホがアンリミテッド・エア、エクスカリバーフォルムを振るい、フィアットがマグナ・スピアを振るって次々と破壊していく。
あたしも破壊しているにはいるんだけど、ごく僅かである。
うー…確かにあたしのラストフォルムを使うにはすごい魔力が必要になるから温存しておくことには越したことはないんだけどな。
そんな時だった。
ゆりかご内をサーチしていた本部の奴から連絡が入ってきたのは、
『シュバインオーグ一尉! 玉座の間と駆動炉の位置が判明しました!』
そう知らせをしてきた。
そしてマップがディスプレーに表示される。
だけど、
「ッ!?」
「なんだと!」
あたし達が進んでいるのは駆動炉の方で玉座の間はまさに反対側だったのだ。
なんてこった!
これじゃ後手後手じゃねーか!
だから手段は限られてくる。
「………二手に分かれましょう」
シホがそう決断してくる。
あー…あたしと同じ考えってことか。
なら、あたしが言うべき言葉は決まってる。
「なら、駆動炉へはあたしが「私も一緒に向かいます!」…って、フィアット!?」
まさかフィアットがシホと別行動を取るとは思っていなかったので私は思わず言葉を失ってしまった。
「なんですか、ヴィータ? 私はお姉様と離れていても大丈夫ですよ。私とお姉様は魔術的にも、魔導的にもリンクしているのですから安心ですからね」
そう言ってフィアットは満面の笑みを浮かべる。
…ったく。
出鼻を挫かれた気分だぜ。
「…たーっく、わかったよ。それじゃあたしはフィアットと駆動炉に向かうから、シホ、なのはとオリヴィエを救えよ?」
「ええ、任せなさい。それに私には…」
それでシホはなにもいない虚空を見つめる。
多分、そこにはネロが霊体化しているんだろうな。
ネロがついているんだ。
ならあたし達がいなくても大丈夫だな。
「というわけよ。だから、二人とも、駆動炉の破壊は任せたわよ!」
シホにそう言われる。
もちろんだ!
「任せておけ! 鉄槌の騎士ヴィータは破壊することに関しては誰にも負けねぇ!」
「お願いね。フィアもヴィータのことを守ってね?」
「はいです! お任せ下さい、お姉様!」
「それじゃ、行くわ」
それでシホは
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