第五章 StrikerS編
第百五十九話 『決戦(3) ゆりかご内部侵入』
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ほどにシホはその実力を見せつけた。
………ここで一つ、補足して付け加えると本来の偽・螺旋剣もここまでの威力はないはずだった。
普通に考えればこの世界に来る前までのままだったらゆりかごを貫通するほどまではなかったのである。
しかし、ここでこの世界で会得したシホの力が真価を発揮する。
シルビア譲りのSSランクオーバーのリンカーコアと、そして鍛えに鍛えた魔術回路の魔力が融合したことによって化学反応を起こして威力が件なみ上昇したのである。
さらには確かに魔術師もこの世界に何百人も生まれてきたが、それでもいまだに神秘の理解は中々されていない。
その為に、シホがほぼ神秘を独占している形であるから総じて考えれば威力が上がるのは当然であった。
最後にアルトリアとユニゾンしているのでアルトリアの魔力も相乗しているのも効果を発揮している。
―――閑話休題
「…相変わらずすげー威力だな」
ヴィータはゆりかごの反対側から聞こえてきた爆発音を耳にして顔を引き攣らせる。
「さすがお姉様です!」
フィアットは目にフィルターでもかかっているのか普段よりシホの姿が神々しく見えている。
《さすが奏者だ! 余はますます惚れたぞ!》
未だ霊体化して待機しているネロがそう叫ぶ。
《さぁ、シホ。ナノハとオリヴィエのもとへと向かいましょう!》
「ええ、アルトリア!」
アルトリアの言葉とともにシホ達三人は偽・螺旋剣によって空いた穴からゆりかご内部へと侵入していった。
「スターズ2、セイバーズ1、2、ゆりかご内に侵入しました!」
『わかりました! すぐにゆりかご内部の調査を開始します。位置情報がわかり次第すぐに知らせます!』
「わかりました!」
だが、入った途端に、
「ッ!?」
「なんだ!?」
ゆりかご内部に入った途端に急に濃密なAMFに襲われてシホ達は浮遊魔法が効力を無くしてキャンセルされていくのを悟る。
「濃いわね…」
「そうですね…」
「ああ。あたし達でこれじゃ、エース級じゃないと入ってこれねーぞ?」
「そうね。………フィア! リンカーコアをサブにして、魔術回路をメインに変更後に身体強化を決行よ!」
「了解です!」
それでシホとフィアットは身体強化を施して魔導をサブに切り替えた。
これによってAMF下でも普通に消費しなくても移動できる。
「お、おい! あたしはどうするんだよ!?」
だがヴィータは魔術師ではないので慌てていた。
それを見越してシホはヴィータに振り向く。
「ヴィータは駆動炉破壊まで魔力とカートリッジを温存してもらいたいわ。ヴィータの切り札は破壊に打って付けなんだから…!」
「わ、わ
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