第175話 存在
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《サラマンダー》に取られちゃった。」
シェ「もぉ。アチュールったらしっかりしなさいよ!」
一方その頃、
ト「ありました!」
街の舞台で宝を2個見つけたトーヤは街の舞台から雪原の舞台へ移動し、雪の中から3つ目の宝を見つけたところだった。トーヤは宝に付いた雪を掃い、羽織っているローブで包む。
マ『私達すごい順調じゃん!よぉ〜し、どんどん宝を見つけよう!』
ピンマイク越しに聞こえるマヤの声もすごく楽しそうだった。
ト「(宝を探す側だったら、マヤさんはもっと楽しんでいたんでしょうね・・・)」
そう思ったその時、背後から何者かの気配を感じ、トーヤは振り向くのと同時にその場から遠ざかる。そこにいたのは顔全体を覆う銀色の仮面を着けた死者の仮面のオーガンスだった。
ト「(いつの間に・・・!?)」
マ『トーヤ、隙を突いてそいつから離れて。何をされるか分からないよ。』
ト「分かりました。」
死者の仮面に仲間を傷つけられたのを目の当たりにしているマヤとトーヤは、オーガンスが死者の仮面である限り良くない事が起こるのはすでに予測出来ていた。
トーヤは左手を胸の前に置くと、
ト「我と、心を通わせ、姿を現せ!出て来い!雪女!」
地面に紫色の魔法陣が浮かび上がり、そこから長い黒髪に同じ色の瞳、赤い唇、真っ白な肌と着物を着た雪女が姿を現した。
チャ「出たぁぁぁっ!これぞ失われた魔法、怪物召喚!!」
チャパティ・ローラは初めて見る怪物召喚に目を輝かせている。
ト「雪女、吹雪を起こしてくれっ!」
雪「はい〜。」
トーヤの指示に従い、雪女は左手を口元に近づけるとふぅ〜と息を吹く。すると、雪が降り始め、風が吹き、辺りを白く覆い尽くす。視界が悪くなり、さっきまで目の前にいたオーガンスの姿さえ見えなくなってしまった。
マ『トーヤ、今の内に。早く!』
ピンマイク越しのマヤの声も若干震えていた。トーヤは雪女を妖霊界に帰らせると足早に雪原の舞台を後にした。
一方その頃、
ナ「でぇりゃあっ!」
ロ「うぉあっ!」
ナ「おらぁあっ!」
ヒ「キャアッ!」
森林の舞台から砂漠の舞台へ移動したナツはそこで出会わせた四つ首の猟犬のロッカーと、気楽な禿鷹のヒリアに攻撃を食らわせ宝を手に入れていた。だが、ロッカーは宝を持っていなかった。これでナツが手に入れた宝は3個だ。
ウェ『すごいですねナツさ
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