第二十三話
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…」」
俺とヴァーリはそのまま立ち尽くす。
「な、なあヴァーリ……あれって……」
「何なん……だろう……」
「ぐぎゅああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
さっきの衝撃波を受けてもなお、起き上がりアーシアに飛びかかる神名。
「負けません!」
アーシアも剣をしっかりと構えて斬りかかる。
「まさか……アーシアが適合者とはな……」
「アザゼル……適合者?」
アザゼルがやってきてアーシアの事を適合者だと言った。
「ああ、あれは鏖殺公……天使の一つだ」
「サンダルフォン……?」
ヴァーリがそう聞き返す。
「そうだ、鏖殺公は剣の形をした天使でな。そして天使を使う者は専用の装備……霊装を纏う、鏖殺公を振るう者が着るのは神威霊装・十番。まさかあの子がな……」
アザゼルも予想してなかったみたいだな……にしても
「戦闘とは無縁だと思ってたアーシアがな……」
向こうでは果敢に立ち向かうアーシアの姿がある。
「天使を使う奴が……暴走した状態になっている奴如きに負けるはずがない…!」
「これで、終わりですっ!」
そう言うと再び玉座を呼び出し、それを剣で粉々に砕く。
すると、それら粉々になった玉座がどんどん剣と融合していく。
「鏖殺公、最後の剣!これで、最後です!」
そう言って振り下ろした巨大な剣は……寸分違わず神名を切り裂いた。
「あ…………ぐっ…………」
神名の纏っていた黒い鎧は消えた。
「やっぱり止めはさせないか……」
アザゼルの言う通り神名は生きていた。
アーシアはやっぱり優しい。神名を斬るのではなく神名が纏っている鎧だけを切り裂いたのだ。
「とりあえずは……これで一件落着って所かな」
あの後の話をしよう。
ディオドラ・アスタロトは全ての権限と上級悪魔としての全てをを剥奪。下級悪魔へと下がり、今は牢獄の中だ。
シャルバ・ベルゼブブに関してだがあいつは今でもどこかで生きているという。
「アーシア、何もおかしい所はないか?」
「はい、大丈夫です」
アーシアはアザゼルの所で精密検査を受けている。
天使を使用して体に何か異常がないかを確かめるためだ。
「今の所は何もない、安全だ。しかし何しろ不明な点が多すぎる天使だからな。あまり不用意に使わないようにしろ」
「わかりました」
「それじゃ、今
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