暁 〜小説投稿サイト〜
Angel Beats! the after story
大人のデート?@
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イチャ全開で俺に何も言わず消えていった。

一人で三人席に座っているのは精神的にキツイのですぐに喫茶店から出て廊下を歩く。
「どうしよっか」

考えていると服を後ろから引っ張られる感覚が同時に二つきた。

後ろを振り返るとかなでとゆりがいた。たぶん最後の生徒会の仕事が終わったんだろう。

「音無さん。よかったら私と一緒にまわりませんか?」

「音無くん。これからどうするか考えるついでにまわらない?」

これは修羅場というやつか!?嬉しいんだが正直困る。まぁ落ち着け俺、考えよう。

まず選択肢を出そう。

@かなで
ゆりに殺される。間違いなく殺される。

Aゆり
かなでがかわいそう。かなでの悲しい顔なんて見れない。

B両方
人としてアウト!!

これを1秒で考える俺。

「どうするんですか?」「どうするの?」

「「私とかなで「ゆりちゃん」どっちにするんですか?」「するの?」」」

下手に答えるとダメだ。だから俺の考えはこうだ!

「逃げる!」

俺のために争う二人なんて見たくない……だから全力で逃げる。

俺の突然の反応についていけなかった二人は少し硬直したあと、正気に戻る。
「逃げるなんてひどいですよー〜!!」

「音無くんまちなさーーい!!」

ジャマイカの人顔負けの速度で俺の後を追ってくる。

すぐに近くにあった階段をくだる。

「かなで!ゆり!聞いてくれ……俺のために争わないで!」

半ば涙目で走りながら語りかける。

「かなではそのまま音無くんを追いかけて。私は回り込むから」

「挟み撃ちだねゆりちゃん。了解」

俺の懇願は無意味だったのか……

とっさに頭を切り替える。地理的には俺は不利だ。なら隠れるほうが逃げ切れる確率が上がる!
角を曲がり、そのすぐにある教室?に入る。

そこにいたのは……
「なんで……お前が…ここに?」

「記憶無し男こそ、こんなところに何か用があるのか?」

俺が無意識に入った教室?にいたのは昨日一緒にライブをしたばかりのバンドのボーカル&リズムギターの岩沢だった。
「こんなところって、ここは教室だろ?」

「一応教室に含まれるだろうけど、ここは女子更衣室だけど」

へっ!?今女子更衣室って。嘘だろ!?だが、慌てていたから気づかなかったが今の岩沢は薄い布……そう下着姿だった。

「これには深い事情があるんだ!頼む!助けてくれ!」

「いきなり土下座されても困るんだが」

いつのまに俺は土下座をしていたんだ……この状況だと

男が女子更衣室に入る→下着姿の女性がいる→それを見て土下座している。

「……ああ変態だな」

思考が読まれただと!?イヴ以来じゃないか。
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