暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0599話
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
性を考えると迂闊に信用する訳にも行かない。特に星刻の場合はこれから中華連邦の中で新国家を建国しようというのだ。慎重に過ぎる事はないだろう。

「ああ、俺だ」
『ふぅ、そうか。それで用件は』

 俺だと聞いて安堵した星刻が話を促してくるのを聞き、こっちも早速とばかりに本題に入る。

「根回しの件はどうなっている?」
『私がエリア11にいるからな。そちらに関しては、本国に残してきた部下に任せている』

 部下……確か、副官の女と太り気味の男くらいしか原作では名前のある奴はいなかったが、クーデターを起こそうとしているくらいだから実際にはかなりの数がいるんだろう。

「その部下が行っている根回しの具合はどの程度進んでいる?」
『あまり無理を言うな。お前に協力すると決めてからまだ殆ど時間が経っていないのだぞ。……とは言っても、基本的には大宦官に対して不満を抱いている者がこちらの予想以上に多いからな。どちらかと言えば根回しの方は前向きに進んでいる。もっとも、まだ建国云々という話は一切出していないが』

 だろうな。今はまだ大宦官に対する不満を煽って高めているといったところか。

「了解した。行動に移すまでの時間がそれ程無いというのは事実だが、逆に明日即行動という程に切羽詰まっている訳でも無い。慎重に……しかし迅速に話を進めてくれ」
『うむ。それとそちらの戦力はどうなっている?』
「ガン・ルゥに対する改造プランを技術班の者達に頼んできた。基本的には性能の低い機体だから前線をメギロートに任せて、後方で遠距離射撃に特化させた改造をしたガン・ルゥという陣形になると思う。それと、ギルフォードにブリタニアの最新KMFの設計図を入手するように頼んだから、順次そっちに移動していく形になる」
『了解した。しかし、私達は危険な会話をしているな。アクセルが絶対に盗聴されないと保証した通信機だから問題無いが、もしこれが普通の通信機だったりしたら……』

 しみじみと呟く星刻。
 星刻に渡しているこの通信機は、ゲートのシステムを使って次元を越えて通信できる物で、普通に傍受しようとしても絶対に不可能だ。おまけに他の世界の人物ともゲート経由で通信できるしな。

「とにかく、こっちもこっちで準備を進めるから、そっちも頼む」
『ああ。天子様を奴等からお救いする為に手を抜くような事は絶対にしない』

 鉄の意志を込めて星刻はそう呟く。
 声からもその意志の固さはしっかりと伝わってきた。




 ……ちなみに後でステータスを確認してみたが、メギロートを撃破しても撃破数は全く増えていなかったのだ。……まぁ、これはしょうがないだろう。基本的に相手の命を奪って初めて撃墜数が上がる仕組みになっているらしいし、そうでなくてもメギロートを俺がコントロ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ