コードギアスR2
0599話
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いるのかは想像も出来ない。いや、したくない。
「まあ、それはともかく。実験も無事に終了したことだしそろそろ地上に戻るとするか」
本来であれば、さっきも考えたように宇宙に対して全く興味を持っておらず宇宙進出もしていないギアス世界。そんな中では当然宇宙へと向かうのも難しいだろう。……そう。普通は、だが。だがこのニーズヘッグに限って言えば、全くそんな事は関係無かった。
「システムXN起動、転移座標入力……OK、転移フィールド生成開始」
ニーズヘッグを中心にして、光の繭のような転移フィールドが生成されていく。そして……
「転移」
その言葉が紡がれた瞬間、ニーズヘッグの映像モニタに映し出されているのはゲートを設置してある無人島の砂浜だった。
「……なるほど」
地球に降りてきて、改めてグラビコン・システムの性能向上によってニーズヘッグの重量が軽くなっているのを感じられる。10tあるかどうかといったところまで重量が軽減されている為だ。
確かKMFでも重量級……というか巨大な機体になると重量が10tを越えている機体はそれなりにあった筈だ。そうなると機体の大きさはともかく、重量に関してはKMFレベルまで軽くする事に成功したといったところか。
そんな事を実感しながらニーズヘッグの動力炉を停止させる。同時にPS装甲の効果が消えて機体色が黒をメインにした物から深紅と真紅へと変化し、グラビコン・システムも機能を停止して機体重量が元の重さへと戻る。
「さて、一旦星刻と連絡を取ってみた方がいいか」
呟き、コックピットから降りてすぐさまニーズヘッグの装甲へと触れて空間倉庫に収納。同時に、足代わりに既にお馴染みとなっているASRS装備のソルプレッサを取り出す。
「隊長、何か御用はありますか?」
「いや、特に無い。これまで通りにゲートを守っていろ」
「了解しました」
量産型Wに指示を出し、洞窟の方へと戻っていくのを見送って俺はソルプレッサへと乗り込むのだった。
エリア11にあるホテル。この前も泊まったホテルだが、今回もまたこのホテルを使わせて貰っている。俺の外見がアクセル・アルマーである以上イレブンには見えない為、矯正エリアの中でも特に不自由せずにエリア11で行動出来ている。
そんな訳で、スイートルームとまでいかないがそれなりに高価な部屋のベッドへと腰を掛け、通信機を空間倉庫から取り出して星刻へと通信を入れる。
『……アクセルか?』
通信機から聞こえてきたのは、不審そうな声。
まぁ、映像はやり取りできない純粋な通信用だから、声で判断するしか無いのか。一応通信機には登録されている相手からなら名前が表示されるが、それにしたって誰かが俺の通信機を使っている可能
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